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パチンコ「弱点を補う」マルチな機能。「CRでは連チャン性を、P機ではスピード感を」

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 ここ2、3年で注目を浴び、大ブレイクを果たした1種2種混合機。この仕組みを用いて大ヒットを飛ばした『CRフィーバー戦姫絶唱シンフォギア』の躍進は記憶に新しい。

 ところで、この1種2種混合機がもたらす大当りのメカニズムを正しく理解しているだろうか? 1種2種混合機のいわゆるRUSHは「確変じゃなくて時短だよ」とスペック警察に咎められたことがあるファンもいるだろう。

 そう、1種2種混合機は確率変動機能を搭載することができないのである。したがって、『シンフォギア』でいう「シンフォギアチャンス」は大当り確率が1/199.8のままで電チューがパカパカするだけの時短となる。

 では、なぜあんなに早く大当りするのか? RUSH中の確率1/7.4とは何なのか?

「シンフォギアチャンス」での図柄揃いは「小当り」なのである。小当りすることでV、つまり大当りする準備が整い、「Vを狙え!」でV入賞させれば大当りとなる。正確には「大当りが開始される」のである。

「大当りが開始される」とはどういうことか?

 ここで羽根物を思い出してほしい。羽根物は1チャッカー、2チャッカーに入賞すると羽根が開き、役物内のギミックをクリアしてVに入賞すると大当り。羽根が連続開放して玉を増やせる。しかし、Vに入らなければ羽根は単発の開放で終了する。この羽根物の仕組みをコンパクトにしたのが、1種2種混合機の「Vを狙え!」なのである。

 つまり、「図柄揃い」が羽根物の1チャッカー、2チャッカーで、「Vを狙え!」は文字通りV入賞となる。

 1種2種混合機では、羽根が開けば必ずVに入賞する構造になっているだけで、Vを狙わなければ大当りの権利(大当りの継続)が消滅することがまさにその証明であろう。

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