甘デジ「約2400発」の出玉を再現!「数%の差」が勝負の明暗を分ける!?
『P ROKUROKU 2400ちょい恐Ver.』は先にリリースされたミドル版のゲーム性を継承した甘デジタイプのマシンである。50%の確変に突入すれば大当りが6回分約束されるダイナミックな出玉が特徴となる。
大当り確率は設定によって変化。3段階用意されたそれぞれの確率は、設定1で1/115.9、設定3は1/107.4、設定6なら1/99.9となる。初当り時は50%で確変突入。残りの50%は通常大当りとなり大当り終了後に時短モードに移行する。
時短には4つの振り分けが存在し、6回、36回、66回、96回のいずれかが選択されるが、そのほとんどが時短6回(振り分け率42.5%)であり、電サポ中なら必ず確変に突入するものの、初当り後の引き戻しはかなり難しい。確変突入するには50%の直撃が現実的である。
ちなみに、残りの2ケタ時短は同じ比率(2.5%)なので最高回数となる96回も獲得するチャンスは変わらない。
一方、50%の確変を獲得すれば次回大当りまで継続する「RUKUROKU IMPACT」に突入。大当りすれば100%確変なので、設定された6回のリミットまで必ず到達するようになっている。1回の大当りに対する出玉は約400個なので×6の約2400個が間違いなく獲得できる計算となる。
リミットに到達すると次の当りは強制的に通常大当りとなるが、この場合にも初当りと同様に6回、36回、66回、96回の時短が振り分けられ、ここで引き戻せばもう一度6回ワンセット約2400発の出玉を再現できるのである。
しかし、ここでも92.5%とそのほとんどが時短6回転となり、残りが2.5%ずつ36回、66回、96回に振り分けられている。
このように引き戻し率は時短の回数で変化するが、さらに設定が設けられているので同じ回転数でも設定によって引き戻しの数値が変化するので4つの振り分け×3つの設定の12通りの連チャン率が存在するのである。
それぞれの連チャン率は、以下の通り。
6回転:設定1=約5.07%/設定3=約5.46%/設定6=約5.86%
36回転:設定1=約26.8%/設定3=約28.6%/設定6=約30.4%
66回転::設定1=約43.6%/設定3=約46.1%/設定6=約48.5%
96回転:設定1=約56.5%/設定3=約59.3%/設定6=約61.9%
この細かな状況変化により、それはまるで原作の世界観を表現したような、多彩な動向を見せる連チャン模様を生み出すことができるのである。
設定ごとなら数%しか変わらないのでそれほど違いが出るのかと思うかもしれないが、パチンコファンならわずかな確率の違い、数値の差がどれほど挙動にギャップを生むか、日常的に体感しているはず。
確率の奥深さとそれが生み出す混沌がパチンコの面白さの一部でもある。本機は特にその部分を感じられる機種なのである。
(文=大森町男)
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