パチンコ「一撃10000発」ザラのRUSH性能も…潜伏＆リミット搭載で打ち手を選んだクセ強マシン!!

パチンコでも人気のアニメ作品

　多くの謎と予想不可能な怒涛の展開で賛否両論を巻き起こしたロボットアニメ『革命機ヴァルヴレイヴ』。パチンコでも人気のコンテンツとしてシリーズ展開されている。特に「最初の設定付きパチンコ」としてよく知られているがその歴史は新しい。

　2018年に『CRフィーバー革命機ヴァルヴレイヴ』としてホールにデビューした。大当り確率が1/179.6と遊びやすい確率ながら確変突入率が90％と破格の設定でファンに大きなインパクトを与えた。

　確変システムは次回ループタイムだが単純なゲーム性ではない。まず、初当りしてもほとんどの場合で電サポ8回転しか与えてもらえないのである。その「革命の刻」で大当りを引き当てれば連チャンモードとなる「革命RUSH」に突入する。

　8回転で当らなかった場合、確変なら当然潜伏になる。しかも、潜伏確変中だと大当りしても半分で電サポなしの憂き目に遭うというまさに「ニンゲンヤメマスカ」の鬼仕様なのである。

RUSHの爆発力は魅力も…クセの強いゲーム性に賛否両論

　しかし、その分、RUSHに突入した際の爆発力はすさまじく、一撃10000発もザラ。ライトミドルとは思えない爆裂性を発揮してくれる。

　ちなみにRUSHも少しややこしいゲーム性で、確変には11回の大当りリミットが搭載されており、リミットに到達した場合は必ず通常大当りとなってしまう。ただ、その際には100回転の時短を付与され、大当り確率の甘さから高確率で引き戻しを期待できるようになっているのである。

　また、右打ち中は大当りの3回に2回が最大出玉となる9ラウンド大当り（約540発）で、高継続率の機種にありがちな少ないラウンドを連チャン力で増やしていくような出玉感とは違う、迫力のあるものになっている。

　原作同様、クセのあるスペック・ゲーム性ゆえに好き嫌い、賛否両論、いろいろあって打ち手を選ぶような機種になっているが、その爆発力に疑いの余地はない。

　この初代の気質はシリーズ機に踏襲され、くだんの設定付きパチンコ『Pフィーバー革命機ヴァルヴレイヴW』では「電サポ振り分け転落リミット」、『Pフィーバー革命機ヴァルヴレイヴ2』でも「潜伏ST＆次回継続時短」という特殊なゲーム性を披露した。

　一方、演出面でも独自性を発揮。順目や逆目、ゴロ合わせなどによる前兆チャンス目が予告のメインとなり、スピーディーかつドラマチックに液晶が変動していくのである。

　リーチ後やスーパーリーチ中に噛みつきで図柄を赤に変化させる「カミツキ予告」や巨大な役物とともに腹を斬り裂く「ハラキリリーチ」など、原作要素バキバキの演出ももちろん搭載されているので、アニメファンも楽しめるマシンとなっている。

（文=大森町男）
<著者プロフィール>
　羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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