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【パチンコ店の珍事】負けているお客に「1000円を渡す」女神を見た!!

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パチンコ店員時代の「一風変わったお客さん」

 今回も引き続き店員時代に見かけた「一風変わったお客さん」の思い出について語ってみたい。どちらかというとネガティブなイメージの強いパチンコ店だが、今回登場する人物は「それとは真逆な良い人?」なのかもしれない。

 一人目は、来店すると「ワゴンサービスのコーヒーを知り合い全てに振る舞う」太っ腹なSさん。コーヒーレディーを呼んで自分の飲み物を頼むついでに、友人などにコーヒーをご馳走する客はよくいるだろう。

 だが、このSさんの場合は「それが少なくとも10杯以上」。多い時は20杯を超えることもあるのだから“ケタ”が違う。私が在籍していたワゴンサービスのコーヒーは1杯が250円である。

 20杯も頼めば5000円にもなるが、それを平気で毎日のように振る舞うのだから…さぞかしサイフの中身は詰まっていたのだろうか。Sさんの来店頻度は週4・5回だったが、来ない日はワゴンの売上にも大きく響いたのは言うまでもないだろう。

 遊技しいていたのが1円パチンコとはいえ、来店すれば自動的に5000円前後を失うことになる。コーヒーを振る舞うことで、優越感に浸っていたのだろうか。いずれにせよ、お店にとっても良いお客さんだったことには違いがない。

負けているお客に「1000円を渡す」女神

 次に上げるのが、タイトルにもなっている“女神”のようなB子さんだ。

 彼女は、負けている特定のお客さんに1000円を渡すのである。B子さんには1000円のお小遣いを渡す息子のような者たちが何人かいて、その人たちがB子さんに声をかけると、サイフから1000円を取り出し渡していたのだ。

【パチンコ店の珍事】負けているお客に「1000円を渡す」女神を見た!!の画像2 その息子たちの数は推定5人。いつからそんなことになっていたのかは定かではないが、私がそのホールに入った頃には「その奇妙なシステム」が既に確立されていたらしい。

 過去に店長が「お金を貸したり、せびられたりしていませんか?」と問いかけたことがあるそうだが、「渡している者たちは全て身内。負けているのが不憫で好きでしていることだから気にかけなくて良い」と言われ…それっきりということらしかった。

 ただし、自分なりの取り決めはきちんとあったらしい。「渡すのは1日に1000円までで1回限り」ということだったようだ。それでも5000円の支出なのだから、余裕がなければ不可能だったろう。

 見ている分にはあまり気持ちの良い光景ではなかったが、好きでやっているといわれたからにはどうしようもない。それに知り合いなのは事実だったのかもしれないが、身なりを見る限り疑問は深まるばかりだった。

 今とはなっては知る由もないが、本当によく分からない関係だったのである。人が良いのか、太っ腹なのか…結局今でもよく分からないが、私が過去に見てきたちょっぴり変わったお客さんだ。

オーハナB

オーハナB

元ホール店員、店長経験者。パチンコ店の裏側で起きた出来事や、人間関係を題材にしたコラムを担当している。過去に話題になった業界ネタなど、時代背景を感じる記事も作成中。自身の思い入れのあるシリーズの動向にも熱い視線を注ぐ。

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