妻に内緒でパチスロ機を大量購入!?「家スロ界のク〇台ハンター」がついに登場！

　実にディープな「家スロ・家パチ」の世界。個性溢れる家スロマニア達ですが、今回は“ハマのク〇台王”の異名を持つ「ジャイケル・マクソン」さんの登場です。

きっかけはある有名店の閉業

　昔からレア台やマイナー台が大好きだというジャイケル氏。2016年頃から珍台を求めては西へ東へ足を運び、レトロなホールを巡ることにも目覚めたそうで、ついには実機集めにも手を染めてしまうのですが、そのきっかけはある有名店の閉業でした。

　レア台の聖地といわれた神奈川県の某スロ専。閉業に伴い多くの「みなし機」が撤去となったわけですが、その際に今はなきトリビーのレア台である5号機『がんばれ満月姫！』（2009年）を購入するチャンスが回ってきたため、迷わず購入されたそうです。

　こうしてジャイケル氏の珍台コレクターへの道が始まるわけですが、『満月姫』の存在は妻に内緒にしていたため、1年ほど実家に隠していたのだとか。お気に入りの銀座の5号機『宇宙刑事ギャバン』（2009年）購入の際にはただならぬご苦労もあったそうで…。

　2時間以上にわたり『ギャバン』への愛情やコレクションとしての価値の高さを訴え続けた結果、「家に置くのは1台だけ」で「普段は子供の目に届かない場所に隠して、かつ、1人の時しか遊ばない」という厳しい条件の下でやっと購入の許可を得たそうです。

妻に内緒で…

　現在は2台まで設置可能になったとのことですが、基本的にはひとりの休日や家族の就寝後でないと触れることすらできないという中々におツラい状況…。さらには、内緒でレンタルボックスに約40台隠しているそうなのでもし妻にバレたら…お気を付けください。

　思うに今までに出会ってきたコレクターの中でも最も厳しい環境下にあるといえますが、いつの世も男の趣味は理解されないものです。隠しごとのひとつやふたつくらい誰にでもありますもんね。

　現在はお子さんも生まれ長時間打つことはなくなったものの、月に数回はパチンコ店に打ちに行かれるというジャイケルさん。しかしながら、レア台は設置が少なく設定もあまり期待できません。

　レア台があった店も軒並み廃業してしまい打ちたい台もなくなってしまったため、青春時代のパチスロを好きなだけ楽しみたいという思いで収集を続けてらっしゃるそうですが、倉庫のスペースもいよいよ限界で、さすがに最近は購入を控えなければいけない状況だそうです。

　それどころかパチスロ実機だけにはとどまらず、閉業したホールのメダルや特殊景品、販促物や制服なんかも許可を得て収集されているようで、歴史的な資料としても貴重な物となりそうです。

　そんなジャイケルさんのホームページを覗くと、本当にレア台がズラリ。ホールで見かけたこともない機種はもちろんのこと、機種名すら記憶にないマシン、全国設置台数も数百台程度だったようなマニアック機種がゴロゴとロ並びます。

　珍しいパチスロ機が大好きなジャイケル氏ですが、妻に秘密を打ち明けられる日ははたして訪れるのでしょうか。倉庫に眠る珠玉のコレクションが日の目を見ることはあるのでしょうか。今後の展開が気になって仕方ないですね。

　時代を先取りし過ぎた優秀機や、面白くても世間に認められなかった隠れたマイナー機。その機会すら与えられず、設置すらほとんどないまま消えていった珍台など、ジャイケル氏はそんなパチスロ台が「もっと世間に認知され広まれば良い」といいます。

　そんな熱い思いを誰よりも胸に秘めたジャイケルさん。それを後世に残し伝えていくためにも、これからもハマのク〇台王、家スロ界のレア台王としてもっともっとパチスロの楽しさ、家スロの楽しさを広めていってほしいですね。

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ジャイケル・マクソン（@jaychael）さん / Twitter

ジャイケル会館 (yokinihakarae.com)