サミー『777タウン』はギャンブル依存症に絶大なる効果？ 350万人ユーザーを誇る超巨大コンテンツに潜む「革命」の予感

「777TOWN.net 公式ページ」より

　ギャンブル依存症。現在の日本において、深刻な問題として捉えられているテーマだ。

　そもそもパチンコ・パチスロを始めとする、ギャンブル依存症とは何なのか。例えば、毎日のようにパチンコ店へ足を運ぶヘビーユーザーなどを思い浮かべる方は多いと思う。確かにそれで膨大な「時間」や「健康状態」を無為にしてしまうことはあるかもしれない。

　だが、その上で最大の問題は「金銭」に関するトラブルを引き起こしてでも、「遊技がやめられない」という人間だ。そういった人々が、最も社会的に問題視されているギャンブル依存症患者と言えるだろう。

　業界は、その対策として出玉規制の施行や1円など低貸しレートのパチンコの導入などを行ってきたが、目ざましい効果は感じられないというのが正直な感想だ。来年2月からは出玉獲得数の上限が「現行の2/3程度」に強化されるものの、結局はホールへ足を運び金銭の絡む勝負を繰り返す以上「劇的な変化は見込めない」と考える人間が大半である。

　果たしてギャンブル依存症に対し、効果がある対策とは何なのだろうか。

　その候補の1つとして、株式会社サミーネットワークスが運営するPC向けパチンコ・パチスロオンラインゲーム『777TOWN.net（スリーセブンタウン・ドットネット）』が、あるいはギャンブル依存症に対して効果があるのではという話を聞いた。

「350万ユーザー」を誇るビッグコンテンツ『777TOWN.net』。その特徴は、往年の名機から最新機種まで40メーカー・300機種以上のパチンコ、パチスロアプリがパソコンで楽しむことができるものだ。

　パチンコ・パチスロのみのコースもあるが、月額1800円の有料会員になると、同サイト全てのパチスロ・パチンコが遊び放題。無料会員のままであっても、6種類以上の機種で遊ぶことができる。

　月額1800円という決められた金額で遊び放題。これだけで十分に楽しめるシステムであれば、金銭に関するトラブルが引き起こる可能性は皆無に近い。また「遊技がやめられない」という、依存症の”欲”を満たすことも可能だろう。

「金銭に余裕がなくてもホールへ足を運んだこともありますし、時には知人に借金をしてまで通ったことも……。もちろん勝敗を意識しないことはありませんが、とにかくパチンコを打ちたいという気持ちを抑えられなかったんです。私のような人間には、月額1800円で存分に遊べる『777TOWN.net』は有り難い存在です。昔のように無理をしてまで、ホールへ通うことはなくなりましたよ」（東京都在中・Yさん）

「実機を打てないのであれば意味がありませんよ。パチンコもパチスロも自分の体で、五感で楽しむから面白いんです。ボクの場合は1円パチであっても5円スロであっても、全く問題ありません。儲けではなくあの音が……レバーを叩いた時の感触が、ボクの欲を満たしてくれるんです。遊び放題というワードには興味も持ちますが、ゲームでは満足することはできませんね」（神奈川県在中・Kさん）

『777TOWN.net』への印象は十人十色ということか。しかし350万人から支持されていることからも、多くの人間を癒している「心の拠り所」になっていることは間違いなさそうだ。今回、取材に応じてくれた東京都在中・Yさんのように、依存を抑制する効果もあるのかもしれない。
（文＝高杉晋太郎）