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パチスロを楽しめるか否かも「自分次第」…【濱マモルの のほほんコラムVol.75~再重複~】

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 12月13日、無観客での配信ながらも、1年以上ぶりにバンド「NO STOCK」でステージに立った。

 NO STOCKはパチスロライター界のやんちゃな兄貴分、射駒タケシ兄さんがフロントマンを務め、前ドラマーが脱退した際、「濱ちゃん、叩かない?」と誘っていただいて加入。その加入時期は脳の退化ですっかり忘れてしまったが、以降、精力的に地方行脚をしたかと思えば全く動かなかったりと、まぁ気まぐれに活動している。

 件のライブは、コロナ禍で閉店を余儀なくされたライブハウス「赤坂TENJIKU」へのはなむけ。オーナーは、アタシが泥酔しては粗相をしまくっていた時代を知る、かねてからの友人であり、ライブハウスにも幾度となく出演させていただいたことから、ガル憎兄さんが提案した企画に快諾したことで決定した。

 ガル憎兄さんは、そのオーナーらと「ギチ」というバンドを組んでおり、今回はNO STOCKとギチの2マン。以前、ギチとは「重複」という音源をリリースしてツアーも一緒に回ったが、それ以来の2マンということで、ガル憎兄さんが「再重複」というタイトルを付けた。

 当初は有観客の予定だった。キャパシティの半分以下でのチケットを販売し、おかげさまでほぼ完売だったものの、新型コロナウイルスの感染者が増加する中、お客さん、その家族や関係者への感染リスクを考慮した結果、無観客での配信を決断。こればかりは仕方のないことであるが、問題は気持ちの入れ方である。

 数えきれないほど演奏しているとはいえ、我々は音楽を生業とするプロではない。無観客での配信なんて初めての経験であり、お客さんの反応があるからこそ美味しい酒が飲める…じゃなくて本来以上のパフォーマンスを出せるわけで、その反応が電波の向こうで分からないとなると一体、どうなるのか。

 メンバー共々、不安だったものの、いざ始まってみれば何てことはない、いつもと同じく美味しい酒が…じゃなくてハイテンションな演奏に終始した。

 結局は、自分次第。テンションが上がるか否かは自分のスタンス次第であり、音楽好き、バンドでの演奏が好きな我々は存分に楽しむことができた。配信をご覧いただいた皆さま、まことにありがとうございました。

 当日は、第一線で活躍するバンドマンが数名、応援にかけつけてくれた。終演後は、音楽の話などそこそこに、ほとんどがパチスロの話。

 旧規則機が続々と撤去されていよいよ6号機時代が本格的に到来、出玉がショボい、酷似したゲーム性ばかりと嘆くプレイヤーは多く、それどころかパチスロからほぼ離れてしまった人々も少なくないが、しっかりと自分なりにポイントを見付けて打ち込んでいる人もいるのだから、つまるところ、パチスロを楽しめるか否かも自分次第。そう感じたアタシは帰り道、少しだけレバーを叩きたくなったが、かなり酒が回ってる気がしたのでヤメておきました。

(文=濱マモル)

 

 

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