パチマックス > パチスロニュース > ドラゴン広石『コラム:或る日の出来事』
NEW

パチスロ投資3Kで「素敵なリーチ目」が降臨!! 【ドラゴン広石『青春と思い出のパチスロと、しばしばパチンコ』第78話:或る日の出来事】

【この記事のキーワード】, ,
ドラゴン広石『青春と思い出のパチスロと、しばしばパチンコ』第78話:或る日の出来事
ドラゴン広石『青春と思い出のパチスロと、しばしばパチンコ』第78話:或る日の出来事

第78話 或る日の出来事

 先日、実家の法事で妻と娘を伴って大分県に行きました。私の実家は田舎の過疎地域につき電車やバスなどの公共交通網が充実しておらず、移動は必然的にレンタカーを借りて行うことになります。

 ようするに、車もそれほど走って無え、信号無え、ある訳無え、バスは一日一度来る! …って、まるで吉幾三さんの往年のヒット曲「俺ら東京さ行ぐだ」の世界観なんですが、そんな状況ですから食事は実家から車で20分くらい走った町にある唯一のファミレスで取らなきゃなりません。いや、正確に言えば他にもお食事処は何軒もありますが、そこそこ遅い時間まで開いているのはファミレスだけなんです。

 もちろん、高校卒業まで実家暮らしだった私にとって、その程度の不便は慣れたもので不便とすら感じないのですが、東京生まれで東京育ちの妻と娘にはそうはいきません。

 こんな僻地じゃ絶対に生きて行けないわ~…なんていう失礼な言葉を舞台裏で吐きやがったのはさておき、それでも空気を読んでしっかりと法事を務めてくれました。うん、それでいいんだよ。

 そして、法事が終わった翌日、頑張ったご褒美に妻と娘を連れて温泉に行き、夕食は少し奮発して地元名店のひつまぶしを食べることにしました。

うなぎ処「志おや」
うなぎ処「志おや」

 豊後高田市にある四代目うなぎ処「志おや」高田支店さんのひつまぶし。私は鰻料理が大好きで、若い頃はいろんな名店の鰻重や鰻丼を食べましたが、個人的に最も美味いと感じたのが志おやさんです(当時はまだ三代目だったのかも?)。脂が乗った鰻を甘辛いタレで香ばしく焼き上げた伝統の風味は今も健在でした。写真はひつまぶし松、税込み4900円です。

 ただね、夕食にはまだ少し時間的に早かったんで、お腹が空くまでドライブがてら車を北に走らせることにしました。そして、しばらく走ると宇佐市の国道10号線沿いにパチンコ店を発見したんですよ。

 私は若い頃に宇佐市でとある仕事をしていましたが、当時はこんなパチンコ店はありませんでした。それで、思いつきで冗談半分に「お腹が空くまでパチンコで時間を潰そうか?」と言ったところ、間髪を入れずその提案に食いついてきたのが娘でした。「いいね、堅苦しい法事の雰囲気にストレスが溜まってたんだよ」って、それを言われると返す言葉もありません。

 駐車場に車を入れると、娘は『パチスロ鋼鉄城のカバネリ』のシマへと向かい、妻は溜め息をつきながら1パチのシマへと消え、私は時間潰しにうってつけのAプロジェクト機に着席しました。

 しかし、フル攻略なら設定1でも機械割が100%を超えるAプロジェクト機でも、ボーナスを引けなきゃどうにもなりません。

 新ハナビに5千円、それからバーサスリヴァイズに5千円打って何も引けず、さすがにこれ以上の遊び打ちはしたくないと思って娘の様子を見に行くと、今まさに「KABANWRI OF THE IRON FORTRESS」つまりSTに突入する瞬間だったんです。

 こりゃあ当分はヤメないだろうなぁ…。そう考えて娘には声をかけずにAプロジェクト機のシマに戻り(大事な場面で声をかけられたくないでしょうから)、最後に私は『クランキークレスト』で5千円勝負を行うことにしました。これで何も引けなかったら、娘がヤメるのを休憩所で待っていよう…てなわけです。

 すると、投資3Kでこんな素敵なリーチ目が降臨しました。

『クランキークレスト』
『クランキークレスト』リーチ目画像

 演出なし→左上段青7狙いのハサミ打ちです。そもそも、左上段青7+右下段コンドルの時点で2確目ですが、「あっ!」と思った瞬間に手が止まらず勢いで中ボタンを押しちゃいました。それでも結果的に「チェ・ス・チェ」を拝めたのはラッキーでした。

 これが見事にコンドルビッグを射止めており、次は出玉を半分くらい使って2度目のビッグを引きました。

『クランキークレスト』リーチ目画像
『クランキークレスト』リーチ目画像

 予告音発生→左上段コンドル狙いのハサミ打ち→コンドルーレットがダイヤ(スイカ&リプレイ対応の演出)に停止したので、スイカを確信して中リールに赤7を狙うと、なんとスイカが外れちゃいました(成立ボーナスは青7ビッグ)。

 右でゲチェナを蹴ったのにスイカが外れるなんて、なんて素敵なリール制御なんでしょう。そして、最後にクランキーゾーンのみ回して出玉を流すと326枚ありました。総投資が13Kにつき、投資の半分を回収できたってわけですね。これなら時間潰しとしてまぁ納得です。

 さて、娘のSTはどうなっただろう…と思ってカバネリのシマを見に行くと、娘の姿はどこにもありません。その理由はすぐにわかりました。さっきまで娘が打っていた台の履歴を確認すると、STをノーボーナスで駆け抜けて120Gチョイでヤメています。なるほど、最初の千本鳥居に失敗した時点でヤメたんだね。STスルーにつき次回天井は650Gに短縮されるけど、さすがにそこまで打ってられないってわけだ。

 でも、だったら今は何を打ってるんだ? 嫌な予感がして店内を探すと、娘ときたらスマパチの『e Re:ゼロから始める異世界生活 season2』を打っていやがった。いやいや、一発逆転を狙ったのかも知れないけど、さすがに勝手知らない一見の店でやるような立ち回りじゃないでしょう。

 そんなわけで、「2万円も負けちゃった!」とプンスカしている娘をなだめて台から引き剥がし、低貸しの「キュンキュン乃木ぱ」でまったりと遊んでいた妻もヤメたので、家族揃って豊後高田市の志おやさんに向かいました。

 美味いものを食べれば怒りも治まる…ってことなのか、美味しいひつまぶしを初めて食べた娘はニコニコ顔に復帰。妻は鰻塩(うじお)を使った白焼きのひつまぶしを注文して、こちらも味に満足したようでした。

 お会計は締めて1万4700円也。食事代としてはまあまあお高いお値段だけど、やっぱり妻と娘の笑顔はプライスレスですもんね。また明日から頑張って仕事をすれば良いだけの話です。まぁ、お仕事といっても私の場合は売れないライター稼業なんですけどね。

 人生いろいろ、お仕事もいろいろ。

 というわけで、また次回!

ドラゴン広石

ドラゴン広石

ドラゴン広石(昭和38年12月生まれ)
平成7年に白夜書房「パチンコ必勝ガイド」編集部の門を叩き、パチスロの知識と経験、目押し力を買われて「パチスロ必勝ガイド」のライターに採用された。リアルタイムで「パチスロ0号機」を遊技した経験を持つ、唯一のパチスロライターである。令和4年現在でライター歴は27年。代表作に「枠上人生」、「浮草家計簿」(連載中)、「回胴絶景」(連載中)など。1日の最大勝ち額~プラス41万3千円(クラブロデオT)、1日の最大負け額~マイナス12万9千円(初代・北斗の拳)。

Twitter:@dragon_hiroishi

パチスロ投資3Kで「素敵なリーチ目」が降臨!! 【ドラゴン広石『青春と思い出のパチスロと、しばしばパチンコ』第78話:或る日の出来事】のページです。パチマックスは、パチスロ、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。パチンコ・パチスロの本質に切り込むならパチマックスへ!

Ranking

23:30更新
  • パチスロ
  • 総合