スマスロ『リゼロ2』のシマを連想した出来事？【濱マモルののほほんコラムVol.267～おじさんだからこそ～】

濱マモルののほほんコラムVol.267～おじさんだからこそ～

　いまさらながら、普通二輪車の免許を取得するため、教習所へ通っている。

　我が家は、山の上にある。コンビニ、スーパー、飲食店などなど、どこへ行くにも山を下らねばならず、となると、必然的に帰りはひたすら坂を登り続けることになる。加えて、最寄り駅にパチンコ屋はなし。生活には車が必須なわけだが、このところ、嫁さんが通勤で乗っていってしまうことから、移動手段を奪われて困っているのである。

「じゃあ、原チャリにでも乗ればいいじゃないか」。そう感じる読者さまもいらっしゃるだろうし、嫁さんにも同じことを言われたが、原チャリの法定最高速度は30キロだし、3車線以上では二段階右折が必要だし、なにかと制限が多い。この年になってルール違反で捕まるのも恥ずかしいし、それならば普通二輪車の免許を取ってしまおうと考えたわけだ。

■スマスロ『リゼロ2』のシマを連想

　普通自動車免許を取得したのは、28年ほど前である。当時は「安いから」との理由で非公認校を選択。非公認校は仮免の学科・実地、本免の学科・実地と全てを免許試験場で受ける必要があり、ここだけの話、アタシは仮免の学科試験に3回落ちた。たった50問なのに…。

　一方、今回の教習所は神奈川県公安委員の指定校であるから、定められたカリキュラムを受講することになる。その中には「シミュレーション」というものがあり、それはゲーセンにあるバイクゲームのようなマシンに乗って様々な体験をするという内容。人生初のマシンにドキドキとワクワクを隠せなかったが、回数を重ねるうち、あることに気付いたのである。

　たまたまなのか、受講の際はおじさん2人、青年1人というパターンが多かった。さすが若人、バーチャルの世界でもガンガンとスピードを出し、教官の思惑通りに事故を起こしてくれるのだが、酸いも甘いも嚙み分けたおじさんたちは違う。危機管理能力を備えた上に、不慣れな操作で慎重になり、とにかくめちゃくちゃ安全運転なのである。

　どうやら、このマシンは絶対的なポイント以外、時間の経過によって各種トラップが発動するようだ。それ故、若人の運転時はひっきりなしに人やら車やらが突っ込んで来るものの、我々の運転時は、これらトラップが通過前に終了。ただただ、仮想の街をノロノロ運転しているだけなのである。

「これ、意味があるのかな。判子は押してくれているし、まぁいいか」。毎回、モヤモヤしながらシミュレーション室を後にするのだが、先日ふと、とあるスマスロのシマを連想した。

■設定不問でコンプリートも狙えるが…

　それは、メリハリありすぎる出玉性能で話題を集めるパオン・ディーピーの『スロットRe:ゼロから始める異世界生活 season2』。初当り＝ATとはいえ、その通常ATが単発や2連で終わり続ければ簡単に10万円以上負けるし、逆に、上位AT「超強欲RUSH」にブチ込めれば設定不問でコンプリートが狙える。

　もちろん、すでにホールでプレイ済みだ。1G純増約9.0枚というスピード感は魅力ではあるものの、正直、リスクがデカすぎる。危機管理能力に長けたおじさんとしては打ちづらいわけで、実際、シマを見ると、おじさんの数は少ないように思える。

　アタシがチェックしたホールだけなのかもしれないが、打っているのは20代・30代がメイン。同年代での遊技者は、いかにもギャンブル好きといったような風体だった。

「コンプリートさせたら、中古でバイクを買えるでしょ」。昔のアタシだったら、そう考えただろうが、歳を取ると保守的になるもの。手堅くボーナスタイプを打って、コツコツと原稿を書いて、バイク資金を貯めたいと思います。