パチンコ魅力の「真髄」を極めた名作……レジェンドを掛け合わせた「究極」の1台!!
さらに、そのゲーム性が進化し、ハズレ穴を塞ぐシャッターが発動する「無敵タイム」なる機能が追加されているとなればなおさらなのだが、それ以外の2つの役物にも注目してほしい。
特に2段目に鎮座する回転体は、同社大ヒット羽根物『CRレレレにおまかせ』と伝説的権利物『CRフィーバー蒼穹のファフナー』を足して2で割ったような構造で、レジェンド同士を掛け合わせたこの役物が面白くないわけがない。
もちろん、上段の役物もSPルートへの登竜門となるなど、トータルでも非常に優れた役物になっていて、『CR天下一閃』を作り出した技術力、発想力はもとより、常に最高を求めるたゆまぬ努力と挑戦が見事に反映されたマシンなのである。
ひとつだけ残念なのは、初当り時のラウンド振り分けがえぐみ沢秋絵なところ。8割以上が2Rで電サポなしのカス当りなのである。確率的には約7回に1回で本当りとなるのであるが、数字以上に出玉を遠く感じさせるばかりか、せっかくの役物当りの喜びを大幅に希釈させてしまう。
この観点から言えば、機構をそのままに、羽根物として兄弟機を出してほしいところである。非常に上からの物言いで恐縮だが、本機に限り大当り中のアタッカー消化を良しとする所存である。
いや、上・中段役物を停止させて、無敵タイムを解かない一閃役物に玉を貯留させるほうが面白みが増すかもしれない。貯留が6個以上貯まってもなおV入賞しない場合はシャッターが収納され、伸るか反るかのラウンド継続勝負。
ぜひとも見たいものである。
(文=大森 町男)