現代パチンコを支える「革命装置」。業界の成長と共に「大きく」なった偉大な存在

 

 このコンセプトマシンは結局、同時に画期的機能として搭載していた「プレイヤーの顔を映し出すカメラ」の機能が実装された『CR神龍物語』として2003年に発売され、全面液晶の初搭載には至らなかったのである。

 これまた余談となるが、初めて『CR神龍物語』を実戦した時は屈辱的だった。大当りで自分の間抜け面がパシャリと撮られ、それが画面に映し出されるのだ。2回目以降はカメラに自分の姿が映らぬように左に大きく仰け反ったら、隣で遊技していた方にショルダータックルをかましてしまい、顔真っ赤っかでひたすら謝ったものである。

 話を戻すが、この全面液晶機は当時それほどファンから支持されなかったこともあり、名前の挙がった2メーカー以外はそれほど積極的に採用せずに下火となった。ただ、液晶の巨大化はその後も進み、2012年に15インチの大画面として『CR大海物語2』が登場したのを皮切りに、現在ではほとんどの機械が15~17インチの液晶サイズに落ち着いたのである。

 この後、液晶は「サブ液晶」に代表される分化、そして液晶が傾いたり可動する役物化に発展していくが、巨大化だけでだいぶ紙幅を費やしたので、その詳細は次の回に譲ろう。

(文=大森町男)

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