甘デジ「存在の前提が逆転」の名機!?「強力」な出玉性能を堪能!!
パチンコファンなんて文句言ってるのが幸せなのである。
散々罵倒しながら、次の日には朝イチからホールで銀玉を弾いている。これが正しいパチンコファンの姿。ツッコミ気質というか、ちょっと一言言いたくなる小姑気質というか、少しでも打ったのなら、何かしら言及しないと気がすまないのである。
逆にいえば、ファンに大いにツッコんでもらえてこそ一人前の機械ともいえる。
その文脈をとらえると、『PAでかちりラッシュ』は存在の前提がツッコミから始まる逆転の名機なのである。どういうことか、これから始めていく。
そもそも『アステカ』のゲーム性をパチンコで再現してどのパチンコファンが喜ぶのだ。8割方が『アステカ』を知らないのではないだろうか。いや、多くのパチンカーがパチスロを知らないのである。CTといわれてもピンとこないだろう。
かくいう町男も最初はCTの意味がわからず、速攻で201枚以上コインを獲得したものである。大まかな概要を理解してからも、その楽しさが本来パチンカーである私には伝わらず、CTにしては目押し難度が低いといわれた『アステカ』でも難しいわ、面倒くさいわで、すぐに飽きた次第である。
そして演出。7セグで展開するシンプルなものかと思ったら、いよいよの場面でデカチリが開いて液晶が出現するのである。いや、結局液晶なんかい! 隠す意味!
最後は「でかちりカウントダウン」。本機は初当りの確変で20回転の電サポモード(これがでかちりカウントダウン)に突入し、20回転ハマれば小当りRUSHに突入するというユニークなゲーム性となっているのだが、突入1回転で大当りしてしまった。
これは私の引き弱が逆に作用した結果であり、誰が悪いといえば私が悪いのだが、それにしてもさすがに「いや、(1回転で)当るんかい」と小声でツッコんでしまったのである。20回転ハマるかどうかでドキドキする場面なのだ。ワンタッチで決めてどうする。クローゼか。
ちなみにクローゼとはサッカードイツ代表で活躍したトップ選手で、代表の試合で決めたゴール71の中でその8割をペナルティエリア内のワンタッチで決めたのである。
完全にどうでもいい情報をはさんだら今までの悪口が軽減されるかと思ったがそれほどの効果が得られなかったのはおいといて、実はこの『PAでかちりラッシュ』、前述のでかちりカウントダウンもそうであるがスペックとゲーム性が面白いのである。