「営業再開」のパチンコ店。6月以降「広告宣伝の自粛」が一部「緩和」へ
一方、違う懸念もある。県をまたいだ移動だ。特に東京は巨大な人口とそれに比例した感染者数の多さなどから、越境移動に伴う新型コロナウイルス再拡散の危険度は高いように感じられる。非常に難しい対応が求められることになる。
新型コロナウイルス感染症拡大防止についてパチンコ・パチスロ店営業におけるガイドラインがパチンコ・パチスロ産業21世紀会によってまとめられ、5月21日に改定が行われた。
このガイドラインは、開店前、入場時、営業中といった状況別、景品カウンターやトイレ、バックヤードといった場所別による営業方法に関する取り組みのほか、レバー・ハンドル・ボタンの接触感染、遊技スペース・景品カウンター・休憩ブース・喫煙ブースなどによる飛沫感染についてのリスク評価など、多岐にわたり細かく設定されており、対策としては申し分のない内容だ。
世間では新型コロナウイルスに対してかなり弛緩した空気が支配的になっているが、前述のガイドラインを筆頭に、倫理と知性のある行動をパチンコ・パチスロ業界が示していけば、アフターコロナの世界で勝者になれるチャンスもあるかもしれない。