パチンコ店員「極悪すぎる客」に鉄槌!? 女性店員を「セクハラ行為」から守る術とは
ホール側としても女性スタッフを「セクハラ行為」から守る義務があります。心に深い傷を負わせないためにも、ちょっとした事でも直ぐに報告するように徹底しているホールは多いでしょう。
しかし、執拗に迫られてインカムで助けを求める余裕がない。なんて状況も十分にあり得ます。実際に私のいたホールでも人知れず「セクハラ行為」を受けて、直ぐに報告できずに困っていた女性スタッフがおりました。
そういった場合、インカムの応答がない。ホール内の見える場所にいない。などの異変が生じますので、男性スタッフが連携して安否の確認を行います。
全ての女性スタッフが安全にホール業務を行える環境作りに励んでおりましたが、私も男です。思いを寄せていたA子さんがセクハラ被害にあった時は、それこそ「姫を守るナイト」の如く対応にあたっていました。
ある日、私がホールリーダーとしてスタッフへ指示を出していた時の話です。A子さんにインカムで指示を出したのですが、返事が来ない時がありました。何度インカムを入れても返事がなく、「おかしいな」と感じた私は、ホールをくまなく回ってA子さんを探したのです。
ただ、ホール内にはどこにもいませんでした。「彼女の身に何かあったら大変だ」という不安が強くなり、それは次第に焦りへと変わっていったのです。「ホールにいないなら外しかない」そう思った私は、急いで出入口に向かって走り出しました。
すると、そこには衝撃的な光景がありました。出入口付近の風除室で中年男性に密着され、完全に委縮してしまっているA子さんの姿があったのです!
私はお客様に対して乱暴な発言をする事はありません。ただ、この時ばかりは我慢することができませんでした。怒りのあまり「何してるんだ! ク〇野郎!」と叫びながら、すぐさまA子さんを救出しました。
ケガなどもなく、ひとまず私は安堵しました。ただ、よっぽど怖かったのでしょう。あの時の彼女の恐怖に怯えた表情は今でも鮮明に覚えております。
当然ながらセクハラ行為を行った男は身元確認を行ったうえで「出入り禁止」となりましたが…彼女が心に負った傷はかなり深いものとなったでしょう。