パチンコ店「超強烈なバグ」発生!? 「強制ブラックアウト」する『ハーデス』に驚愕!!
遊技台には、液晶基板やメイン基板、サブ基板などが存在します。これらは、大当りなどのフラグ抽選や告知する演出の抽選などを行うため、非常に重要な役割を担っております。
経年劣化により基板に「ガタ」がきた場合、「バグ」が起こってしまうのです。
私がホールで働いていた頃にも、基板の「バグ」に関するエピソードがございましたので、ご紹介しましょう。
当時は『アナザーゴッドハーデス‐奪われたZEUSver.‐』が絶大な人気を誇っており、ホール側も長く設置しておりました。新台として導入されたころは不具合など一切ありませんでしたが、導入から3年もの月日が経ったある日、事件が起きました。
スロットコーナーを巡回していると、『ハーデス』を打っていたお客様から「ちょっと店員さん!この台おかしいよ」と言われました。
台を見てみると、私の目にはブラックアウトされた液晶と回り続けるリールが映し出されました。パチスロ初心者のお客様が、プレミアム演出のフリーズに驚いて「台が壊れた」と勘違いしてしまう事は少なくありません。
ですので、今回も「フリーズを引いて驚いちゃったのかな」と思って「こういう演出もあるんですよ」とお話したのですが…。
お客様から「フリーズじゃなくて、単純に液晶が映ってない」とのご指摘を受けたのです。よく見てみると画面には「左を押してください」の文字はなく、本当にブラックアウトしているではありませんか。
フリーズ演出ではなく、本当に台が壊れるなんて事が起こるとは思ってもいなかっただけに、どうしていいか分からずにテンパってしまいました…。「どうすればいいんだ」と対処の仕方も分からず、とりあえず台を開けてリセットボタンを押したりしましたが、全く改善されず焦りだけが込み上げてきたのですが…。
出来る事を手当たり次第に行い、最終的に遊技台の再起動で液晶部分が正常に戻りました。心から安堵したのですが、「もしAT中に再びブラックアウトしたら、押し順ナビが全く分からなくなってしまうのでは」という不安が頭をよぎったのです。
私は本件をホール責任者へ報告し、お客様にご迷惑が掛かると判断して稼働を停止する事となりました。