甘デジ10万発へ「起死回生の一撃」も…「これからどうすれば」と「ドン引き」!?
『ドラムゴルゴ』による起死回生の一撃によってどうにか息を吹き返した「10万発の野望」であるが、今年のコロナと酷暑のように状況が一向に良い気配をみせないのである。
『ドラムゴルゴ』の後に座った台は『P春夏秋冬』甘。いつぞやに打って思わぬ連チャンをマークした記憶が、先の『ドラムゴルゴ』によって蘇ってきたのである。しかし、全然回らない。このあたりのポジションの機種は得てして調整が悪いことが多い。
次に向かったのは『海3R2』。当りがほしいときにどうしても足が向いてしまう『海』シリーズ。前々回であったろうか、魚群を3回も外した苦い経験からくる苦手意識が芽生えてしまったので、ちょっとでも運が上向いているとおぼしき期間に消化しておかねばという思惑もあったりなかったりするのである。
結果、29回転で通常大当りをゲット。時短での引き戻しもなかったのであるが、「まあいいや。とりあえず当てられた」と納得したのである。
いや、本当は納得“させた”のであって、ノーマルダブルからの「なんとなく当ててやった」感といい、必然のように偶数図柄が当った感じといい、下降線をたどる調子みたいなものを察知しながら、見てみないフリでやりすごしたのである。
やはりというか、この微妙な空気が現実のものとなる。270ほどハマっていた『P信長の野望』を見つけ、そろそろ当るんじゃないかとスケベ心で打ってみれば335回まで引っ張っても当たらない始末。
ここで頭をよぎったのが同じく前々回に500回の大ハマリを食らった『ぶいぶい!ゴジラ』である。奇しくも同じニューギン。このまま打っても500回まで当たらないんじゃ? と怖くなり、へたれヤメ。これで1000発も浪費してしまったのである。
逃げるように『信長の野望』を離れた後に打ったのは『リング終焉ノ刻』。特に考えもなしに着席し、全然回らないのに1000発も打ち込んでしまう愚行を犯す。ここでも100発消費。あっという間に『ドラムゴルゴ』貯金が切り崩されていく。
これがさらなる恐慌を生み、パニックに拍車がかかる。冷静に見ればどう考えてもヘソのサイズがアレな『バイオハザード リベレーションズLIGHTver』に、別にそんなには得意としていない転落抽選の一発性を目論んで着席。
3プッシュで16回転しか回らない惨劇を目の当たりにしてさすがに目が覚め、早々にこの台から離脱することとなった。まあ、最悪の物件から離れたのはいいものの、今後のプランは完全白紙状態。
島通路の真ん中で立ち往生し、これからどうすればよいのだろうかと焦点の合わない目で見知らぬおっさんが連チャンしている風景をぼーっと眺めていたのである。
・トータル出玉 -6206発
・実戦機種 5台(うち当てたのは1台) 計15台/33台・A店
(文=大森町男)