パチンコ店でまさかの「テロ行為」!?「悪気なき○○」に店員もお手上げ…
これら、佐竹様の抱える問題を総じて、常連様の間では「テロリスト」というあだ名を付けられてしまっていたようなのです。
私もどうにかしたい気持ちで一杯でしたが、非常にデリケートな問題も含んでおり…。「悪意のない迷惑行為」に良策が思いつかなかったのです。
しかし、エリアマネージャーが店舗視察に来店した事で状況が一変したのでした。
近隣エリア一帯の系列店舗を管理する偉い人が「エリアマネージャー」であり、定期的に来店して営業面における指摘事項を確認。それを店長へ改善策として伝えて、今後の業績アップへと繋げるという仕組みです。
エリアマネージャーが来店する日は、「指摘を受けないように心がけなさい」と店長やホール責任者がスタッフへ通告し、ピリピリした空気が流れておりました。
その日は日曜という事もあってホールは高稼働。エリアマネージャーも「繁盛している状況を見たら満足して帰るだろう」と思っていたのですが…。
佐竹様の存在がエリアマネージャーの目に留まり、予想外の事態を招く事となったのです。
我々スタッフと同様にホールを巡回していたエリアマネージャーが、インカムで放った一言が悲劇のはじまりでした。
「なんでこの島だけ極端に稼働が低いんだ?」
エリアマネージャーが気になった島には佐竹様がおり、他のお客様は彼のオーバーリアクションや個性的な香りに耐えかねたのか、別の島へ移動していたのです。それを理由にして応える訳にもいかず、我々はインカムの返事に困っていたところ…。
「どうして皆なにも言わないんだ。…ん!?!?」