パチンコ謎の現象…「急に○○」の真相に迫る! あらゆる“要素”が玉の動きに関係!?
パチンコを長きにわたり遊技していると「なぜこんな事が?」といった現象に直面する事もあるでしょう。
その一つに「急に回らなくなる」というものがあると思います。
これはパチンコ経験者であれば多くの方が感じたことがある現象でしょう。私自身もバシバシとヘソに入る状態の台が突然回らなくなるなんて事は数えきれないほどありました。
今でも覚えているのが『CRスーパー海物語 IN JAPAN 319バージョン』を打った際の出来事です。朝イチ何気なく座った台が1万円を使い切った時点で270回転という驚異の記録を叩き出し「今日は勝った!」と内心ガッツポーズを決め込んでおりました。
2~3万円を投資した際も順調にヘソに玉が入り続けていたのですが、いかんせん大当りを引くことができません。ただ「ボーダーを大幅に上回っているし続行しかない!」という気持ちでひたすら打ち続けたのです。
4万円目の残高が底をつき、流れを変えるために自販機にてジュースを購入。席に戻って遊技を再開すると、まるで別の台を打っているかのように全然回らない状況となっておりました。
「打ち出し位置が悪いのかな」とハンドル調整したりしてみましたが、どこを打ってもさっぱりヘソに入りません。結局最後の1万円は130回転しか回らず…。5万円もの大金を失って敗走する事となったのです。
ここまで明確に変化があると「遠隔か!?」とホール側を疑いたくなるのも無理はありません。実際にホール店員時代には、私と同様の状況に陥ったお客様から「回らないように細工しただろう!」と問い詰められた事もありました。
当然ながら遊技台を「突然回らなくする」なんて遠隔操作はありません。では何故このような現象が起きるのか。今回はその真相についてお話させていただきましょう。
ヘソに玉が入るまでに重要となるのが「玉の動き」です。先述したようにハンドル調整による打ち出し位置によって玉の動きは大きく変化しますが、同じ位置で打っていてもムラが生じる事もあるでしょう。
その場合は発射装置に問題がある可能性があります。玉を付く杵先ゴムと呼ばれる部品にヒビが入っていたり、発射装置自体の角度がズレている場合は均等に玉が発射されません。それにより打ち出し位置が不安定となって回らなくなるというケースも考えられます。
また、遊技台を取り付けている島自体が影響を及ぼしている可能性も否定できません。これは知人のホール店員から聞いた話ですが、遊技台の1か月のデータを調べたところ、当日と1か月前で回転率に変化が生じていたという事があったそうです。
何故このような現象が起こったかを調べた結果、遊技台を取り付ける島の強度が低下し徐々に傾斜角度が変化。それによって「玉の動きが変わったのでは?」と話しておりました。
遊技台はビスや釘などを枠に打ち込んであるので傾斜がズレる事は滅多にありませんが、絶対に変化しないとは言い切れません。かなり稀なケースですが傾斜の変化が回らなくなる要因の一つとなっているかもしれませんね。
他にも盤面部分の汚れや湿気など様々な要因が考えられますが、いずれにせよ「急に回らなくなる現象」は今後も避けては通れません。皆様がなるべく遭遇しない事を心から祈っております。
(文=ミリオン銀次)
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