「独創的」パチンコメーカーが「体温検知システム」発表。「非接触」での測温に消毒も可能
2021年1月にホールデビューした『Pワイルドロデオ6750だぜぇ』をはじめ、『ナナシーシリーズ』や『餃子の王将シリーズ』など、独創的なマシンを定期的にリリース。
多くのコアなファンを持つ豊丸産業は、公式ネットショップ「とよマーケット」を開設してぱちんこ遊技機や関連製品を販売していることでも有名だ。
その製品第1弾は、昨年9月より販売を始めた「スペースボックス」。同製品は「ぱちんこ・パチスロ」がこれからも最高の娯楽としてあり続けるために、次の時代に向けた遊技環境の構築を進めるべく作られた「ワンランク上のソーシャルディスタンス」をプレイヤーに提供できる設備。
スペース=私的空間として台間を仕切る飛沫防止ボード、小冊子などを置ける棚部分、ジュースや小物を置くことはもちろん、スマートフォンやタブレットを立て掛けることもできる底板部分、USBやコンセントなどを完備することで、遊技空間の「ファーストクラス」を実現している。
これらは遊技枠をベースとしており、大幅な工事は不要。遊技台を設置する感覚で「ソーシャルディスタンス」「デュアルタスク」「スペシャルスペース」と3つの要素を創出できるのが大きな特徴といえる。
2月15日からは、新たに「非接触体温検知システム」の発売を開始。新型コロナウイルスの収束が不透明で対策の重要性がより高まる中、文字通り「非接触」で自動での体温検知、マスク着用有無の判定のみならず、消毒を行なうこともできる製品だ。
赤外線方式での測温結果は8インチ液晶に表示され、警告温度の設定、顔認証登録、測温履歴の閲覧(最大20.000件)、検知速度の調整(最速0.2秒)、音声アナウンスやアラート音による警告の有無など、様々な調整が可能。マスク着用判定機能と連動して、マスク非着用者に着用を促す音声アナウンスも流せる。
タイプは自立式の「スタンドタイプ」、机やカウンター上に置ける「卓上タイプ」、スタンドタイプにアルコール自動消毒器をセットにした「スタンド消毒器タイプ」の3種類。価格は117,000円~138,000円(税別)だ。
多くのホールが消毒やソーシャルディスタンスなどの感染症対策を実施する一方、入店時に検温を義務付けるホールは意外と少ない。
同製品は工事不要で簡単に設置できるので、これが広く普及すれば、ぱちんこ・パチスロファンもより安心して遊技を楽しめることになるであろう。
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