海物語『金富士Ver.』が早くも話題! ランキング1位を奪取した【海物語の2016年と今後】
『CRスーパー海物語IN沖縄4MTC※以降は沖海4』(三洋物産)が、パチンコ設置台数ランキングで1位を獲得し、パチンコを代表する海シリーズが首位を奪還した。(※2016年10月度ビジョンサーチ社調べ「情報公開ホール集計」)
2016年のパチンコ設置台数ランキングは『CR牙狼 魔戒ノ花』(サンセイR&D)の独壇場であったが、ついに業界最大手「三洋」の切り札『沖海4』がその牙城を崩すことになった。
海シリーズの特徴は、誰もが分かる単純明快な演出。また「予告の期待度に大きく左右されない点」が幅広い年齢層に受け入れられてきた。
ただ、近年は『CR牙狼 魔戒ノ花』が設置台数ランキングのトップを走り続けていたように、強烈な爆発力を秘めた「MAX機」が好まれる傾向にあったのは事実だが……。
「MAX機の代表格(牙狼・北斗の拳・花の慶次など)に押されていた印象はありますが、決して稼働率は低くありませんでした。高齢のお客様にも好評ですからね。海シリーズは店にとって必要不可欠な存在で、特に『沖海シリーズ』は人気がありますから、店側が力を入れることにも納得です。
これまでのMAX機が撤去されたあとは、必然的に現在のライトスペックが主流になりますからね。以前のMAX機が抑えたスペックで登場していますけど、店側が期待する稼働とは言い難いようです。そのような状況であれば、ライトスペックで実績を持つ海シリーズが注目されることも当然ですよね」(パチンコ関係者)
「射幸性の抑制」を目的とした規制によって「強烈な爆発力」を秘めたMAX機が撤去される今後のパチンコ業界において、ライトスペックで実績を持つ「国民的パチンコ」海シリーズが主役となる可能性は極めて高いだろう。
「マリンちゃん」などのキャラクターや、誰もが知っている『魚群予告』はシリーズを通して一貫。また「予告の期待度=当たりの期待度」となる台が大半であるにもかかわらず、海シリーズは期待度の低いリーチで当たることも珍しくはない。いかなるリーチでも期待を持てる単純さ・誰もが分かるシンプルな演出を武器に、時代を超えてファンを増やし続けてきた。
そこへ、新たな要素(演出やモードなど)を追加し進化してきた海シリーズの新台が、さらなる評価を獲得することも当然なのかもしれない。『沖海4』が首位の座を奪取したことも納得できるところだ。
そんな海シリーズは2017年2月にも新台を導入予定。新台『CRスーパー海物語 IN JAPAN金富士Ver.』は、すでにファンの間で話題を集めており今の勢いを持続しそうな印象。新たな「海時代」が始まることも十分に考えられるだろう。