パチンコ新台『トキオ』ファンに朗報! 現代の羽根物を支える“名機”が満を持して降臨…「世界最速」公開動画が話題!!
パチンコの本質である「庶民の娯楽」を体現していた羽根物。世の中のアナログと同じように時代とともに徐々にすみっこに追いやられ、2010年代後半には1年に1機種程度の生産ペースにまで落ち込む。忘れられたジャンルとしてマニアックなファンにのみ関心が持たれるニッチなパチンコとなっていった。
当然メーカーも売れない、それほど人気もない羽根物に注力することはなく、思いついたように単発でタイトルを発表するような状況である。そんな羽根物不遇の時にも、定期的にシリーズ機をリリースし、羽根物文化を廃れさせないように奮闘してくれたのが『トキオ』シリーズである。
平成元年に登場し大ヒットを記録した『ザ・トキオ』が『CRA TOKIO DELUXE』として復活。東京タワーからスカイツリーへ変貌を遂げたメイン役物とそのタワーの高さをうまく活かしたギミックによるラウンド抽選など、アナログ機の魅力を詰め込んだマシンであった。
その『TOKIO DELUXE』から2、3年ペースで『CRA TOKIO PREMIUM』『CRトキオスペシャル』とシリーズがリリースされてきたが、前作から3年目の今年、待望のシリーズ最新作が登場するのである。
その名も『P NEW TOKIO』。P機ではすでに『トキオブラック』がリリースされているが、ゲーム性や役物が同じとはいえ一撃4500発の権利物・一発台のカテゴリー。純粋な羽根物の第1弾は本機ということで新時代の幕開けを象徴する「NEW」がタイトルにつけられた。
ただ「必勝本WEB-TV」の世界最速公開動画を観るに、「NEW」とはいっても役物やゲーム性に大きな変更はなくシリーズを踏襲する内容といった印象。しかしながら、P機であることもあり、大なり小なり前作と違う部分は存在する。
特にP機となって変わった部分は最大ラウンドが10ラウンドになったところで、出玉性能の低下を懸念するファンもいようが、そこは賞球とカウント数でしっかりとカバーされているので問題なさそうである。
むしろ消化ラウンドが少なくなっている分、無駄玉や削りの影響も抑えられ、これまで以上の出玉感を印象づけられるかもしれない。ちなみにラウンド振り分けは3or5or10ラウンドと紹介されている。V入賞で1ラウンドが計上されるので、実質ラウンドはそれぞれ-1として計算。振り分け比率は1:1:1とのこと。
この出玉関係と、もうひとつの大きな特徴として紹介されているのが「テンプラ」である。
これは「天釘プラスチックシステム」の略で、通常の天釘部分がプラスチックで構成されており、ここを固定することで球筋が安定したり、羽根に寄りやすいルートが確保されたりと、より遊びやすくなるような工夫がなされているのである。
また、左右に1チャッカー、中央に2チャッカーがあるハカマ型と、デジパチのように始動口が中央部に1つしか搭載しておらずその分鳴きやすくなっているヘソ型の2つのタイプがあるようだ。
ほかにも、役物の細かい部分での変化があるなど、羽根物ファンの想いに応えるクオリティでお出迎え。P機の羽根物シーンを盛り上げてくれるのは間違いないはずである。
気になる実際の動きだが、先述した「必勝本WEB-TV」の世界最速公開動画にて試打の模様が確認できる。羽根物ファン、トキオファンは要チェック!
(文=大森町男)
<著者プロフィール>
羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。
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