パチンコ「予期せぬ大連チャン」に夢中…現代パチンコの完成版!!
今回のレトロパチンコ実戦は、もはや説明不要の「海物語シリーズ」(三洋)。その中でも屈指の人気と設置台数を誇った三洋『CR大海物語スペシャルMTE』です。
海物語と言えば横スクロールと『魚群予告』で、パチンコ界の覇者となったと言っても過言ではない三洋の中心機種ですね。
見た感じ現在のホールに設置されていても「何の違和感もない」と思われる見栄えですが、2008年の機械なのでもう13年も前です。
それだけ大きく変化する事なく、長期にわたりホールのメイン機種としてホールを支え続けてきたという証しなのでしょう。
海物語を冠した機種は100機種を優に超えますが、この大海スペシャルは特に人気が高かった機種。現在も後継機が大活躍中です。
海物語の誕生は1999年。それ以降、新海物語、大海物語、スーパー海物語、ハイパー海物語などが登場しました。
そのほとんどの確変比率は50%という比較的穏やかな波を描く機種でしたが、大海スペシャルは65%というそれまでの海らしからぬスペックでデビューしたのです。
『ラグーン』、『トレジャー』、『アトランティス』の3つの選べる演出と大連チャンで爆発的にヒットし、全国のホールを席巻する事になります。鳴れば大当り、激しく鳴り続ければ確変大当りが確定する『パールフラッシュ』も稼働を押し上げた大きな要素でしょうか。
当時の海スペは1シマどころか2シマ、3シマ丸ごと設置というホールも珍しくなく、本当に海物語のシマなの?というくらいの活気とドル箱タワーで賑わっていました。
大当り確率:通常約1/349 → 確変中 約1/34.
確変:65%
時短:100回
出玉:約1400個
このようなスペックですがツボにハマれば10連チャンくらいはザラで、怪しいくらいの「不思議な大連チャン」をするイメージの台でした。
また、海といえば年配層のイメージですが、そうでない層にも人気が高かった印象です。私自身も既に海シリーズはほぼ卒業状態でしたが、この大海に関しては激しい連チャンに釣られて打っていた記憶がありますし、4万発を叩き出したこともあります。
今回はそして時間もたっぷりありますので堪能しました、もちろん連チャンも!
現行機種は『P大海物語4スペシャル』でしたか。正直な話、ホールで打った事はないのですが、この初代大海物語スペシャルと来れば話は別です。その海らしからぬ大連チャンに期待は膨らみ、心躍りますね。
今後もホールの主力として活躍し続けるであろう『海物語』。10年後、20年後にもその雄姿を見守り続けていきたいです。
(文=電撃しらっち)
<著者プロフィール>
業界歴30年。遊技機販売業など様々な業種を経験し、現在はライターとしての活動にも力を入れている。レトロパチンコ・パチスロの実戦記事や、業界関係者への取材記事も担当。羽根モノや一発台を特集するなど、オールドファンにも響く内容も積極的に作成している。
【注目記事】
■甘デジ「右ALL10R」の超仕様ループは激アマ!? 「遊びやすさ×爆発力」が際立つ極上スペック!!