甘デジ「最大15R×高ループ」の激アツST搭載…躍動感あふれる役物も魅力の傑作!!
パチンコの進化と発展を考えるうえで重要な要素のひとつとなるものに「役物」がある。役物といっても羽根物や権利物などに搭載された大当り抽選に関わる可動装置でなく、ギミックと呼ばれるような演出にアクセントを加えるためのデバイスである。
役物には「ロゴ」や「ランプ」などさまざまなタイプが存在するが、プレイヤーにより驚きやインパクトを与えるために「動き」が必要となってきた。もっとも顕著な例としては「落下役物」が挙げられよう。
『牙狼』における「フェイスオブ牙狼」や『リング』シリーズの「手役物」など、人気の機種にはこの落下役物を搭載している機種が少なくない。というか、一時はどの台も必ずといっていいほど落下役物を載せ、その落下速度を競うような場面もあった。
この落下の反作用としてせり上がってくる系の役物も好んで採用された。この派生系として誕生した京楽の「サプライズボタン」や高尾の「インパクトボタン」はその好例である。
【注目記事】
■パチンコ初代『北斗無双』を上回る2400発比率で活躍…サミーの隠れた名機が与える超快感!!
■パチスロ『牙狼』最新作は狙い目だらけ!? “朝イチ”もアツい話題作で手軽に1000枚をゲット!
さらに役物が進化すると落下と隆起を同時に発生させる「合体」が生み出される。上下に搭載された役物が合体することによってロボットやフィギュア、文字が完成するのである。そのインパクトは絶大でパチンコのエンターテイメント性は一段も二段も上昇した。
この合体系を採用した傑作ともいえる機種の一つが『キャプテン翼』である。本機では、なんとサッカーにおけるゴールが決まった瞬間の爽快感を役物で見事に再現することに成功したのである。
下から突き上げられるサッカーボール役物が落下してくるロゴギミックに付けられたゴールネット役物に突き刺さる。ボール役物は回転しながらネットを持ち上げ、まさに「キャプテン翼」のゴールシーンを実体化している。
この役物が発動したときの驚きと興奮は歴代役物のなかでもトップクラス。個人的には3本の指に入るくらいの衝撃であった。「ミラクルドライブシュートギミック」の名に偽りなし。奇跡の役物である。
この役物を存分に楽しむためには甘デジ版となる『CRAキャプテン翼』が最適。大当り確率が1/99.9と遊びやすいのはもちろん、STでは継続率が約75%と連チャン性も充分。さらに右打ち中は大当りの25%が15ラウンド約1200発となる出玉感も兼ね備えており、大いにパチンコを楽しむことができるスペックとなっている。
役物でいえば、次機種となる『CRキャプテン翼黄金世代の鼓動』や『Pキャプテン翼雷獣バージョン』も最高である。翼や日向を模したフィギュアギミックがシュートにオーバーヘッドキックにと激しく躍動。プレイヤーに最上級の笑顔をもたらせてくるのである。
CR機における「役物」を語るうえで絶対はずせない機種。それが『CRAキャプテン翼』となる。
(文=大森町男)
<著者プロフィール>
羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。