パチンコ店は「人が休む時に働く」と理解していながらも…【濱マモルののほほんコラムVol.129~たまには休もう~】
この原稿を書いている今は12月31日。来年のことを話すと鬼が笑うと言いますし、まぁ年内のテンションで書き綴りますが、アップの末に皆さまが読んでいただいているタイミングは年明けだと思いますので、ひと言、昨年はありがとうございました。皆さまのお陰で何とか生きながらえることができました。2022年も何卒よろしくお願いします。
さて本題。年末年始はいろいろなお店が休みになる。馴染みの居酒屋、飲食店、ここしばらく通い続ける近所の市民プールなどなど。年の瀬はなにかと忙しいし、それは当然のことだと思うのだが、一方で、休みなしで営業し続ける業種もある。
例えばスーパー。そりゃあ空いていいれば便利だし、急遽必要になったものを買いに行けるメリットはあるが、いくつかの有名スーパーは2022年の元旦と2日、あるいは3日あたりも休業するという。
これは、昨年から続くコロナ禍の影響が大きいとは有識者談。密を防ぐために昨年は元旦からの営業を自粛したとの見解もあるようだが、結果的に、そのコロナ禍によって働き方の見直しが進んだことで、元旦から営業するお店が減ったのだそうだ。
正直、元旦は暇だ。いまだに大晦日、年が変わる瞬間はテンション爆アガリなものの、元旦は家族と新年の挨拶をする以外、酒を飲むだけ。酒飲みですもの、無論、大手を振って朝から酒を飲めるシチュエーションは喜ばしいことだが、取り立ててすることはない。となると、どこかへ出掛けようという気持ちになるのも分からなくもない。
新年と言えば初詣、或いは親族やお世話になった方々への挨拶。それがなければ、運試しのパチンコ・パチスロが選択肢に上がるのも、我々としては必然の流れであろう。
ただ、アタシが20歳くらいの頃、ざっくりと言えば26年くらい前は、元旦から営業しているホールは少なかった。大晦日は短縮営業で、元旦は休業。で、年明けの2日か3日から開店するホールが我が街では主流で、現在のように元旦から、しかも通常の時間から開店するホールはごく一部だったのだが、これがどうだろう、今では多くのホールが通常営業。随分、変わったなぁというのが個人的な見解である。
パチスロ大好き人間なのだから、もちろん、元旦から今年の運勢を占う意味でレバーを叩いたことも多々あった。そういう目的、もしくは先述の通り、暇過ぎてパチンコ屋さんに足を踏み入れる方も多いだろうし、そういうことで結果的にホールは儲かるのだろうが、エンタメ業は「人が休む時に働く」と頭では理解していながらも、新年一発目は休みたい人もいるハズ。このご時世、元旦くらいは休みにしてもいいんじゃないのかなぁと思うのである。
(文=濱マモル)