「驚きの事態」がパチンコ業界にも起こり得る!? SEGAがゲーセン事業から撤退

SEGA(セガ)がゲームセンター事業から撤退』。 

 先日このようなニュースが報じられたが、セガは2004年にはサミーと経営統合したことありパチンコ業界とも何かと関わりが深い。 

 セガのゲーセン事業撤退だが、既に数年前には事実上の撤退をしており、全株式の譲渡が完了したのというのが正しいところ。これに伴い全ての店舗も『GiGO』屋号に変更される予定で、SEGAの名前は消滅することになる。

 セガといえば、やはりアーケードゲームのイメージが根強いのではないだろうか。特に『ハングオン』や『スペースハリアー』、『アウトラン』等の体感ゲームと呼ばれた類は大きな反響を得た。しかし家庭用ゲームハードでは、常に後塵を拝してきたという印象が強い。

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 1980年代の『セガ・マークⅢ』は任天堂『ファミリーコンピュータ』に大きく突き放され、『メガドライブ』も『 スーパーファミコン』の背中を追い続ける展開。携帯型ゲーム機の『ゲームギア』も『ゲームボーイ』には勝てなかった。

 1990年代に入ってからも『セガサターン』は世界のSONYから登場した『プレイステーション』に大差を付けられ、ついには『ドリームキャスト』も『プレイステーション2』を追い越すことはなかった。

 しかしながら、熱狂的ファンを獲得した作品も存在する。そして、人気タイトルにはパチンコやパチスロ機としてタイアップ化されたもの多い。

 任天堂の『マリオ』同様にセガの象徴的なキャラクターである『ソニック』は2003年にサミーからパチンコ化。革新的な対戦型格闘ゲームとして大ヒットした『バーチャファイター』や、『サクラ大戦』等がタイアップ機としてリリースされている。

 そんなセガはゲームセンター施設事業から撤退するわけだが、それにはゲームセンター衰退という問題も影響しているだろう。私の地元の繁華街にもかつては4店舗のゲーセンがあり、待ち合わせなどの時間を潰すには最適だった。しかし、現在は1店舗も残っていない。

 その原因のひとつに家庭用ゲーム機が高性能化し、ゲーセンとの差別化が出来なくなったことが挙げられる。スマホゲームの普及も同様だろう。スマホゲームには、パチンコ業界も影響を受けている。そう考えれば、これは決して他人事ではないとも感じてしまう。

 ゲーセン業界の『雄』として一時代を築いたセガの撤退。似たような驚きの事態が10年後、20年後のパチンコ業界にも起こり得るかも知れない。そう思わせる1月の終わりも近づいた季節のニュースだった。

(文=オーハナB)
<著者プロフィール>
元ホール店員、店長経験者。パチンコ店の裏側で起きた出来事や、人間関係を題材にしたコラムを担当している。過去に話題になった業界ネタなど、時代背景を感じる記事も作成中。自身の思い入れのあるシリーズの動向にも熱い視線を注ぐ。

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