パチンコ「続編不可能」の超名作!? 時短中に時間効率など魅力的な要素は満載!!
今では続編不可能の現金機パチンコとは!?
1999年頃のパチンコ機は、CR機5回リミッターがようやく撤廃された年でした。その99年基準機として、三共から『CRフィーバーゼウスSX』が最初に登場したのです。
その他にも続々発表されましたが、予算のない私は相変わらず現金機ばかり打っていました。今回は、その頃によく打ち倒した現金機を語ります。
その機種は、マルホン工業の『セクシーショットS』です。他に兄弟機として2スペックありましたが、『S』がメインで設置されていました。大当り確率は237分の1、出玉は約1,900個、全ての大当りに100回時短が付きます。
この機種のゲームストーリーに、現在では考えられない内容がありました。モチーフは、カメラ小僧がメイン。絵柄が回転している時は、小僧がカメラを公園に向けています。そこからリーチは主に3つあります。
1つは「シャッターチャンスリーチ」です。ストーリー的にはまともで、街中にあるハートのプラカードを撮れたら大当りです。3周目コマ送りリーチに発展すればアツいです。
のぞき見リーチも印象的。シャッターチャンスで学校の門に停止して発展します。そこから徐々に女子更衣室に望遠レンズで拡大して…撮影に成功すれば大当りしますが、ジャージで竹刀を持っている先生が「コラッ!?」と出てきたらハズレです。
いかがでしょうか、現在では考えられないゲーム性ですよね。このゲーム性が強烈に印象に残っていました。
マルホン工業のお偉いさんに「復活させてほしい」とお願いするのですが…
この機種で印象に残っているのは、他にも2つあります。
この『セクシーショット』には、唯一の予告アクションが1つだけ存在します。絵柄回転中に白い鳩が横切る予告です。鳩が横切ったその次の回転後に何らかのリーチが掛かると、実戦上ほぼ大当りします。鳩は一瞬で横切るので、瞬きしてはわからないかもしれません。
もう1つは、一応のプレミアリーチに属します。上記のリーチ中に突如カメラを持った少年が、こちら側を向いて大当り絵柄を揃えるようなアクションをする「プリントアウトリーチ」は熱くなれます。
ゲーム性は、他の現金機デジパチと特に変わりはないモノでした。しかし、時短中における絵柄変動の時間効率はとても良かった印象です。早ければ、約3秒で1回転する感じでした。また現状の『海物語』シリーズと同じく、時短中のリーチバランスも良かったです。
稀にマルホン工業のお偉いさんと会うと、この『セクシーショット』を復活させてほしいとお願いすることがあります。でも回答は、いつも「ダメ」というもの。
理由は簡単で、上記のリーチや演出で現状ではNGだからです。本当に復活して欲しいんですけどね。残念です。
パチンコやパチスロで長く生き残っていた機種には、どことなくクスッと笑えるモノばかりでした。今後も、記憶に残った遊技機を取り上げていきます。
(文=四本コーヒー店.)
<筆者プロフィール>
パチンコ好きが高じて異業種から転職し、長年パチンコ店の一般正社員としてホール現場を見てきた。単にパチンコを打つだけでなく、新規グランドオープンなどの市場調査やレトロ台探訪、のめり込み防止のための依存症考察など様々な遊技関連を日夜追っかけている変態パチンカー。そのため、大御所ライターや遊技機メーカーや周辺機器の幹部、他ホール法人の幹部などとの交流がある。ちなみに「四本」の読み仮名は(よんほん)ではなく(よつもと)である。
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