超破格の大当り確率…約1/40!「甘デジより遊びやすいパチンコ」の元祖的な存在!?
超破格の大当り確率…約1/40!
デジパチを打っていて、「出玉は少なくても良いから羽根モノみたいに手軽に当てたい」と何度も思ったことがあります。しかも当時は、低貸しコーナーは無い4円パチンコの時代です。
今から約15年前は、99分の1の「遊パチ」がようやく各メーカーから出揃い、各パチンコ店において「遊パチコーナー」を確立していましたが…。
その遊パチよりも確率が倍で、とても当りやすい機種が発表されました。しかも、とある大手遊技機メーカーのセカンドブランドとして初めて発表した機種でした。
その機種は、2008年に発表された『CRAパチンコサラリーマンST40J』(ジェイビー製)。親会社は「SANKYO」です。
大当り確率は39.5分の1と超破格。でも最大16ラウンド大当りは搭載しておらず、1回の大当り出玉は約300個でした。確変は大当り終了後の1回転のみで、突確と確変終了後に0回か40回の時短付です。
当時としては画期的な演出も魅力
同機はオリジナルコンテンツでしたが、普段は見られないパチンコメーカーの裏側を舞台にしたゲーム性となっていました。その営業、開発、企画など、それぞれの物語を描いております。
大当り終了後には、1回転限定STの「炎の一発チャンス」モードに必ず突入。STの確率は破格の4分の1です。ここでハズレてしまっても、時短が付くかどうかの抽選があります。演出でキャラクター達が画面を押し出すことができれば、40回の「オリパチモード」に突入しました。
この「オリパチモード」は、当時としては画期的な演出でした。背景、絵柄、予告までを打ち手がカスタマイズできる演出機能が備わっていたのです。
前記しましたが大当り出玉は約300個ですのでハマった時が本当に辛く、ST1回転で当らずに時短へ入らなかった時のダメージも大きかったです。確率が破格でも、想像していた以上に持ち玉性能が厳しいスペックでした。
同機よりは、99分の1の遊パチスペックが安定していましたね。16ラウンドも数パーセント搭載していましたので、勝てる要素がある後者に戻ったのでした。
導入時は物珍しかったこともあり稼働していましたが、私と同じく「勝ちにくい機種」と判断したユーザーは多かった印象です。設置してから1年ほどで撤去対象としたホールが目立ちました。
『CRAパチンコサラリーマンST40J』のようなスペックは、色々と発表されていた「ちょいパチ」スペックに近いものでした。よく調べてみましたが、同機が「ちょいパチ」の元祖だったのかもしれません。
この時に「勝ちやすい機種」と「遊びやすい機種」は同じではないことを実感しました。両要素を兼ね備えていればよいのですが、どちらかを選択しなければプラス収支に繋がらないことを理解したのです。しかし私は、初当りの回数が多いゲーム性を優先に今後も打っていこうと思っています。
(文=四本コーヒー店.)
<筆者プロフィール>
パチンコ好きが高じて異業種から転職し、長年パチンコ店の一般正社員としてホール現場を見てきた。単にパチンコを打つだけでなく、新規グランドオープンなどの市場調査やレトロ台探訪、のめり込み防止のための依存症考察など様々な遊技関連を日夜追っかけている変態パチンカー。そのため、大御所ライターや遊技機メーカーや周辺機器の幹部、他ホール法人の幹部などとの交流がある。ちなみに「四本」の読み仮名は(よんほん)ではなく(よつもと)である。
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