連チャン打法なしで「約32箱」も出せたパチンコ名機…ホールは即撤去を決断?
『花の慶次』シリーズで知られるヒットメーカーの名機
老舗遊技機メーカー「ニューギン」といえば、近年では『花の慶次』シリーズが看板コンテンツです。単独でオンラインなどのイベントもあるなど、存在感は抜群と言えるでしょう。
ひと昔前(昭和から平成辺り)には、『エキサイト』というシリーズ名称を様々な型式名の上に名付けていた同社。いわゆる『フィーバー』(三共)や『ブラボー』(平和)などのシリーズと同じです。
過去には『エキサイトドラゴン2』や『エキサイトレディー2』など、数々の機種を発表。特に平成初期の1993年には、ドラム式保留連チャン機『エキサイトジャック』が登場します。本作は同社を代表とする名機となりました。
『エキサイトジャック』は、大当り最終16ラウンドでエラーを起こして解除すると、その後は大爆発する連チャンを狙えた伝説的なマシンとなりました。これは、大爆裂連チャン権利モノ『ソルジャー』(マルホン工業)と似た感じです。アタッカーが閉まる直前で球を入れて解除できれば良いのですが、エラーになったら出玉没収などの厳しい対応でした。
そんな『エキサイトジャック』はドラム式パチンコ機でしたが、同じドラム機でちょっと違った方法大爆裂連チャンを引き起こした『エキサイト』シリーズが登場しました。
「サッカーチーム名」に酷似していた超爆裂ドラムパチンコ機‼
『ジャック』と同じ年の1993年発表したのが、今回紹介する『エキサイトグランパス2』です。「ニューギン」は名古屋に本社のあるメーカーですが、『グランパス』といえばJリーグ「名古屋グランパスエイト」のチームがありますが、どうやらそこから名称を拝借したみたいです。
以下はスペックです。大当り確率248分の1、有効大当りライン数は5ラインですが、数字「7」絵柄の横並び(上・中・下)で当たると以後2回確変の「3回ワンセット」に、他の大当りは1回のみです。
確変突入率は30分の3(10分の1)であり、確変中に7絵柄の横並び(確変条件)で当っても単発とみなされます。
リーチは単純のノーマルリーチのみでした。リール停止順は『ジャック』と同じく、左→中→右です。左と中が停止して同絵柄ならばリーチです。しかも7の横並びとその他の絵柄では、リーチサウンドが違っていたのです。ちょっとしたこだわりがあったのでしょう。
しかも、確変の条件である「7絵柄横並び」で再び3回ワンセットの確変に入ってしまうのです。
結論として、その保留1個目はデータの上書きによるものだったみたいです。その連チャンする突入率は「約15パーセントから33パーセント」ともいわれていました。私が実際に数えた時には、その数値の真ん中の「約18パーセント」の数値を出したのです。
しかし、同機における私の一撃連チャン最高記録は「27回」でした。つまり確変を9回引いてしまったのです。笑いが止まりませんでした。1回の大当り出玉は約2,300発ですので、約62,100発を一気にゲット。他の出玉と合わせて約8万発、2,500発入りのドル箱を約32箱も交換しました。
そんな感じで同パチンコ店に通い続けましたが、上記のような爆裂連チャンは起きませんでした。でも程よいぐらいに勝ち続けることはできたのです。それをイヤだと思ったか…同店は、しばらくして『グランパス』を撤去させてしまいました。
私としてはオイシイ台だっただけに、残念でした。その影響もあって、同店には通うことはなくなってしまったのでした。