【強甘パチンコ】瞬間決着型の「超高ループ機」の次期エース!? 出玉性能も強力な優秀マシンだが…
「強甘デジ帯マシン」人気アニメシリーズをピックアップ
現在のパチンコシーンにはスペックのトレンドとして3つの大きな流れがあるだろう。
まずはオーソドックスにRUSHの出力を高めた王道タイプ。現行基準で最大レベルである約81%ループ(マックスは約84%)×オール1500発をベースにしたバランスの良い連チャン機能を搭載。『エヴァ~未来への咆哮~』や『ガンダムユニコーン』&『SEED』といった機種がこれにあたる。
次に出玉性能に特化したタイプ。初回で3000発や4500発などのボリュームある出玉を獲得できる上にRUSHでも同程度の大当りやさらに出玉を稼げる上乗せ機能が盛り込まれたマシンだ。『Re:ゼロ』や『慶次3-黄金一閃-』『P北斗の拳 暴凶星』など。
瞬間決着型の超高ループマシン
そして最後が。90%を超える継続率で3カウント以内に発生する即当りによって連チャンを重ねる、爽快感を武器にしたマシンになる。三洋物産が発売した『P大工の源さん超韋駄天』の大ヒットにより、一気に業界へ浸透した。
この『源さん超韋駄天』の市場反応により、同じようなゲーム性の機種が続々と登場しホールを賑わせたが、強力な本家との直接対決は避けたいのかライトミドルタイプや甘デジ帯に集中したのである。
これによってライトスペックも影響を受けた。『源さん超韋駄天』のライトタイプとなる『P大工の源さん超韋駄天LIGHT』登場後、他メーカーからライトスペックの瞬間決着型の超高ループマシンがリリースされないのである。
次に同タイプの機種がリリースされたが『Pストライクウィッチーズ2 129ver.』。つまり、この間の約1年半はライトスペックのハイループマシンは三洋と『P大工の源さん超韋駄天LIGHT』が市場を独占していたといっても過言ではないのだ。
そんな、ライトタイプ高継続率というジャンルを背負って登場した『Pストライクウィッチーズ2 129ver.』(以下スト魔女2)だが、その期待に応えることができるだけのポテンシャルを十分に持つマシンである。
爽快感は『源さん』と同レベル。最大の相違点は遊タイム
また、RUSHの構成が大きく異なり、『スト魔女2』は時短が13回転となっている。ただ、変動秒数はすさまじく短いのでモタモタした感じはなく、爽快感は『源さん』と同レベルで味わえるだろう。逆に、3回転で外れた場合には一瞬で終わってしまうというデメリットが改善された形となっている。
ほかにも、RUSH突入はヘソ当りの50%ではなく、時短1回+保留4個の突破型に変更されているなど仕様が細かく改良されているが、『P大工の源さん超韋駄天LIGHT』との最大の相違点は遊タイムだろう。
RUSH時の期待出玉は3000発以上と強力でゲーム性も申し分ない。のだが、やはり『源さん』と比較され、好き嫌いが分かれそうなコンテンツのためか、思うような評価を得ることができなかった印象がある。時代に埋もれた不遇なライトスペックといったところか。