パチンコ名機『大ヤマト2』が奇跡的「連勝記録」を止めた? ロベルト竜馬を救ったのは強烈すぎる謎の大連チャン
あの時代。私を支えてくれたのは国民的パチンコ『海物語』シリーズと、大当たり確率が約1/500となる新基準と呼ばれた台たちだ。
特に『大ヤマト2』は思い入れが深い。確変突入率は、これまでには考えられなかった約70%。平均継続回数は約4回と驚愕の爆発力を持った台である。
荒い一面を持っていることは否定できないが、一撃で10万近く勝つことなど珍しいことではなかった。演出もストレスが少なく、宇宙戦艦ヤマトのBGMもパチンコにハマっていた。完成度は非常に高かった印象だ。
ただ、そんな『大ヤマト2』が最大の危機を呼び寄せてしまう。
仕事帰りに新基準機を打つ時は300回転超えで、当たり回数が0の台を狙っていた。この条件に当てはまる台は、今のところ高い確率で当たってくれる。この日も狙い通りの台を確保。勝利を確信し遊戯をスタートした。
しかし、この日は『大ヤマト2』の様子がおかしい。リーチはかかるが発展する気配はない。たまに期待度が高めの演出が現れても、アツい展開には発展せずハマり続けていたのである。
私の財布からは紙幣が飛ぶように消えていく。連勝記録どころではない。10万円の投資も見えてきている。「頼むよ!当たれ、当たれ~!!」そう呟きながら打ち続けた時間は地獄と言っても大袈裟ではないだろう。
ついに残りは1000円札一枚。さすがに、これ以上『大ヤマト2』を打ち続けることはできなかった。ここまで続いた夢のような時間も終了。連勝記録は潰えたかに思われた。
しかし最後の1000円が奇跡を巻き起こす。
何と何気なく座った『新海物語』が500円でヒット。ご存知の通り『新海物語』は確率変動確率1/2というノーマルな台だが、怒涛の14連チャンを達成。一気にプラス域にまで運んでくれたのだ。
あの頃の『海物語』の爆発力は本当にすさまじかった印象がある。確変突入率約70%の『大ヤマト2』を凌駕する謎の連チャンを達成することが多々あった。最近の『海物語』では味わえていないが、久々にあの「謎の大連チャン」を味わってみたいものだ。
(文=ロベルト竜馬)