パチンコ店スタッフの「リアルマネー事情」が話題 店長クラスのボーナス支給額は…
不況が続くパチンコ・パチスロ業界。特にホールの数は全国的に減少傾向にあり、P-WORLDで登録されている件数は2月現在で約6,300店舗と、最盛期の約18,000店舗に比べると3分の1ほどになっている。
出玉規制や感染症の影響など度重なる苦難がホールを襲った結果とも考えられるが、今年7月には新紙幣の導入があるため更にホールが減少するだろうと見る向きも少なくない。
パチンコ店スタッフの平均賞与額
不況といえば、スタッフの収入にも影響が出そうだが、意外なデータを発見した。業界の転職サイト「パチンコ転職ナビ」の記事にてパチンコ店スタッフの平均賞与額が記載されている。
同サイトによればパチンコ店で勤務する全ての職位を対象とする216名にアンケートを実施。2023年度の平均賞与額は約67万円で83%の人が賞与アリと回答したという。
その最高額は1,400,000円で、最低額は50,000円。役職や店舗によって額は変動するだろうが、「店長・ストアマネージャー」の欄で120,000円〜1,400,000円の開きがあることも意外だった。
「良い人材には高い給与を払わなければ出ていってしまう」
業界の重鎮であるヒロシ・ヤング氏も同件について言及。同氏が運営するYouTubeチャンネル「ヤングちゃん、寝る?」が2月13日に配信した動画で取り上げられている。
同氏によれば「LEDやパーソナルシステムでコストカットが進んでいる」「良い人材には高い給与を払わなければ出ていってしまう」とのこと。過去にはドンブリ勘定的な経営も多かったようだが、現在は健全化しているという解釈もできる。
給与といえば、SNSでアルバイトスタッフの時給も話題になったことも記憶に新しい。場合によっては2,000円近い時給を支払うホールもあり、人材確保を重要視していることがうかがえる。
優秀な人材が多く確保できれば業界の未来は暗くはないだろう。パチンコ・パチスロユーザーとして業界の発展と成長に期待したい。