「ジャグラー売却」「駐車場解体」…パチンコ店が閉店する兆候を現役店長が解説!
6月〜7月にかけてパチンコホールは正念場だと言われている。ご存知の方も多いだろうが、「新紙幣導入」という試練があるからだ。
最近話題の「夜逃げ閉店」のようなことも?
当然ながら、新紙幣に対応するためには設備投資が必要になってくる。パチンコ業界に限った話ではないが、ホールの場合は対応機の交換数が段違いだ。大半のホールでは台の横にひとつひとつサンドが設置されており、そのほぼ全てをアップデートさせなければならない。
6月3日現在、大手情報サイト「P-WORLD」では全国のホール数が約6200店舗。大型ホールのグランドオープンも目立つが、今後も一定数まで減少するものとみられている。
この流れの中、中小規模のホールに関しては、設備投資まで手が回らず経営を諦めてしまうケースも少なくないだろう。そういった意味で、6〜7月は勝負の月といえる。
パチンコ・パチスロユーザーであれば由々しき事態である。特に貯玉貯メダルを持っているならば注視すべきだ。最近話題の「夜逃げ閉店」のようなこともあり得る。
大量の貯玉貯メダルがまだ残っているのにもかかわらず、夜逃げ閉店なんてされたら痛恨事だ。場合によっては商品カタログなどで補償されることもあるが、景品交換ができず貯玉貯メダルが無に帰すケースも少なくない。
人気YouTubeチャンネル「パチ屋と無職のすろよいトーク」では、閉店しそうなホールの兆候について解説。「閉店ラッシュに備えろ」と銘打たれた5月25日の動画は参考になるかもしれない。
「潰れるパチ屋のサイン5選」
詳しくは動画をご覧いただきたいが、「潰れるパチ屋のサイン5選」としてホール閉店の兆候を5つピックアップし紹介している。いずれも納得の内容だが、最も意外性のあるものは「水回りの設備修理がない」というものだ。
水回りは使用している間に整備をしていなければ劣化しやすい場所が多く、そういった場所を放置するということは長期的な経営を諦めている可能性があるという。
他には「メイン機種が減っていく(売却している)」という例も挙げられていた。これは山田店長が実際に見たことがあるようで、競合店が家賃のために北電子のパチスロ『マイジャグラーⅣ』を売却していたというエピソードが紹介されている。
動画では紹介されていないが、コメント欄では「ホールの駐車場がなくなる」という事例が複数報告されていた。確かに筆者の実家近くで駐車場が解体されて間もなく閉店したホールがある。
気になる方・ご興味のある方は是非動画をチェックしてみてはいかがだろうか。