パチンコ業界2018年から始まる「悪夢」!? 業界に突破口はあるのか……【パチンコ業界の未来・メタ斬り座談会】

 パチンコMAX機撤去によって、これまでとは異なるスタートとなった2017年。その後も出玉規制など、未来の変化を予感させる「大きな動き」が引き起こる1年となりました。

 2月より出玉規制が強化される2018年は、どのような1年になるのか?「素性を公開しない」という条件で、パチスロ開発出身者・パチスロをこよなく愛すライター・編集者の3名がホンネを暴露!パチンコ新基準機やスロット6号機時代へ突入する業界の未来は?……【パチンコ業界の未来・メタ斬り座談会】スタート!!

努力が1年で水の泡に? パチスロは絶望的??

「編集B」:パチンコMAX機が撤去された2017年は、不安を感じるスタートだったけど今年の始まりはどんな印象?

「ライターA」:自分の行ったホールは稼働率が高かったですね。特に昨年を代表する『シンフォギア』や、王道の『大海4』は非常に稼働が良かったと思います。やはり『シンフォギア』は強いですね。新パネルで増産も決まったし、中古機価格は60万円を超えるなどパチンコ冬の時代に圧倒的な存在感を見せています。

「編集B」:『大海4』も、今のところ期待に応えているんだね。ホールにとって安定した稼働が見込める『海物語』だけど、その中でも『大海』は人気が高いからな。今後3年間は使っていきたいと考えたホールは多いだろうから安堵しているだろう。

「開発K」:本当に、すでに設置されていたミドル機を増台するという手法を取っていたホールが多かった昨年とは違いますよ。MAX機にも負けない魅力を出そうとした、メーカーの努力の結果ですね。

新基準機のネックである継続率65%に左右されず出玉を増やせる小当たりラッシュや、継続率を高められる一種二種混合機でリリースするという工夫が支持されたような印象です。他にも一撃性が高いだけではなく、スピード感もある機種を出すなど十分に対応した結果だと思います。

「ライターA」:ただ、パチスロは相変わらず『絆』や『凱旋』など旧基準機のみが高い稼働を見せていたように感じます。5.5号機は『番長3』など頑張っている機種もありましたが……。登場したばかりの5.9号機は、正月なのに空き台が目立っていました。

「開発K」:6号機への期待が極端に低いですから、各メーカーが5.9号機を1機種でも多くストックしたいと考え保通協への持ち込みが殺到していますが……。ART機に関しては旧基準機や5.5号機が残っていますから、ヒットさせるのは難しいでしょう。

「編集B」:5.9号機の弱点である有利区間の制限が曖昧な、RT機は可能性があるんじゃない? 先日デビューしたGRT機『コードギアス』は、今のところ評判が良いみたいだけど。

「開発K」:確かにRTタイプに期待しているメーカーは多いようですね。『コードギアス』のようにマッタリ遊べて、まとまった出玉を獲得することも可能な仕様は好まれるかもしれません。

しかし、旧基準機や5.5号機が残っている状況では厳しいと思いますね。新台には期待せず、これまで同様に旧基準機や5.5号機へ頼るホールが多いのではないでしょうか。

「ライターA」:そうなると販売台数が減少されてしまうメーカーは厳しいですね。パチンコもビッグコンテンツはもう出ないでしょうから、販売台数は確実に減ると思います。

「編集B」:パチンコに関しては、せっかくミドルやライトミドルに色々なタイプが出てきて支持されてきたのになぁ。これまでの努力が無駄になってしまうのは悲しいね。

「ライターA」:ホールも厳しいですよね。4円パチンコの新台導入が減ることで稼働と売上は低下する。20円パチスロに関しても旧基準機の設置が30%以下になった影響や5.9号機の不振によって苦しくなるでしょう。先行きが不安だ……。

「開発K」:1月31日までに型式試験に持ち込みできなければ、出玉性能が抑えられた新基準機しか出せません。本格的にパチンコ新基準機やスロット6号機が出てくるのは先だとは思いますが、その間も厳しい状況は続くのは間違いありませんね。今年から3年くらいは、業界にとって正念場と言えそうです。
(文=編集部)

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