パチンコ「回胴女王」パチスロ市場に電撃参戦!? 新規則機も霞む「異例のコラボ」に驚愕……
業界初となる設定付きパチンコ『Pフィーバー革命機ヴァルヴレイヴW』を最速で発表したSANKYO。自社を”リーディングカンパニー”と自負していることも納得の、業界の最先端を行くトップメーカーの一つだ。
昨年の代表機種『CRF戦姫絶唱シンフォギア』は今もなお高稼働中。今年デビューした『Zガンダム』は、これまでのシリーズ機に対する「マイナスイメージ」を変えることに成功した。さらに、設定を搭載した新規則機は『ヴァルヴレイヴ』だけではない模様。今年もパチンコホールは”SANKYO一色”になりそうな気配である。
ただ、これらはあくまでパチンコ分野に限った話。確かに先日導入されたパチスロ『トータル・イクリプスLv.MAX‐RT』の出玉性能は大きな注目を集めているが、トータルの実績はパチンコには遠く及ばない。それはパチンコホールに行けば一目瞭然だ。
「SANKYOのパチスロといえば、かつてホールのメイン機種として活躍した『エヴァンゲリオン』シリーズだけが大ヒットした印象。ただ、今はその『エヴァ』ですら高い評価を得ることが厳しくなっています。今年2月に名作『まごころを、君に』を復刻しましたが、期待以上の実績は残せていないイメージです。
多くのファンが『パチンコ人気だけ一人歩きしている』と”パチスロ低迷”を危惧していますね……」(記者)
高い実績を残し続けるパチンコとは打って変わって、苦戦を強いられるパチスロ。もともと、パチンコメーカーとして成功を収めてきたことを考えれば、当然の結果かもしれない。
実際、パチスロ『エヴァンゲリオン』は大ヒットしたものの、その後ヒットした機種は少なく、昨今の稼働状況を見ればなおさらだ。心配の声が上がるのも無理はないが……。
その流れを「一転」させるアノ「名作」が検定を通過。まさかの”パチスロ参戦”にファンからはどよめきの声が上がっている。
「SANKYOを代表する看板コンテンツ『フィーバークイーン』です。先月ひっそりと検定を通過しており、パチンコファンの間で大きな話題となっていましたね。
『初のパチスロ化?』と思う人は多いですが、実は15年程度前に販売されていたんです。当時はあまり注目されていませんでしたが……今なら反響がありそうですよ。なにより『クイーン』といえばドラム。パチスロのリールと遜色ありませんから、絶妙な組み合わせだと思いますよ。『一度は打ってみたい』とパチスロユーザーからも注目を集めています」(同)
まさかの名作『フィーバークイーン』のパチスロデビュー。特に映像演出があるわけでもなく、オリジナルキャラクターも当然存在しない。そのような条件でも、パチスロ化を実現させたSANKYOの”挑戦的姿勢”を評価する声は多い。
果たして『クイーン』が”パチスロ低迷”の突破口となるか。爆発的な販売台数には期待できないが……同社が開発するパチスロにもアツイ視線が向けられていることは間違いないだろう。
(文=編集部)