人気ライター「パチスロ」との出会い!「激アツ」な時代を振り返る【アニかつ・濱マモルの回胴酔虎伝Vol.11】
アニ:そしたら、その千円であっさり777が揃ってね。で、台を替えてもう1度打ったらまたすぐ当たって、それをさらにもう1度繰り返して。パチンコでえらい負けてたのも忘れて、「パチスロって簡単やん」って、いい気になってね。
濱:いわゆるビギナーズラックってやつですか。にしても、やっぱ持ってますね。
──ちなみに、その時の機種は何ですか。
アニ:自分は、『パルサーXX-Σ』だか『Ⅱ』だったかな。山佐の1.5号機で。雑誌で読んでパチスロの基本的なゲーム性なんかは知ってはいたんで、貼ってあるリーチ目表をチラチラ見ながら、回転するリールをぼーっと眺めて赤い塊とか黒い塊を『いーっ、にーっ、さーん…ほいっ』とリズムを取って狙ってね。
濱:最初から目押しをしていたわけですか?
アニ:そうだね。狙ってたら、そのうち揃うだろうと思って。
──濱さんはどうでしたか。
濱:まぁ、アタクシの場合は「モーニングがオイシイ」ってのが大きかったですね。
アニ:若い人はわからないと思うけど、当時は朝イチでビッグのフラグが立った状態にしておくサービスがあったんだよな。
濱:そうなんですよ。毎朝モーニング取りに行ってたもんで、いつも学校に行くのはお昼頃からで。
アニ:自分は学生の頃は音楽に熱中してたから。パチンコにはハマらなかった。
濱:おニイサンが学生の頃って、時代的には……。
アニ:いま思うとすごくいい時代だったよ。セブン機の元祖である『フィーバー』とか、ハネモノの元祖である『ゼロタイガー』とかが出てブームになっててね。友達に誘われて、仕方なく付き合いで新装に並んだりはしたけど。