パチスロ「ようやく快勝」した日に気づいた事実…【濱マモルの のほほんコラムVol.55~ハナハナのストップ音~】
気になることがあれば直接問いかけるし、気に入らないことがあれば誰彼構わず指摘する。
別にそれがポリシーというわけではなく、単純に自らの手で白黒付けたいというのが理由。その結果、火種を生むことは多々あるし、若かりし頃は友人知人と血を流すまでの喧嘩に発展したことも少なくないのだが、そんな性格だからか、陰口を叩くようなヤツや匿名で誹謗中傷するようなヤツが嫌いだ。
本人のあずかり知らないところでの文句、身を隠してのイキがる行為は愚の骨頂。息子にも常々「そんなダサい人間にはなるな」と言い聞かせており、それはたとえゲームの最中でも同じである。
陣地を色で塗り合う「スプラトゥーン2」。息子曰く「これも作戦」とのことだが、個人的には最前線から離れて敵を狙い続ける行為、ずっと隠れての奇襲攻撃は美徳に反する。
あまつさえ、やっつけた上にぴょんぴょんと跳ねてその相手を煽り続ける輩もいるわけで、さすがにこれをしつこくやられると自称「仏のマモル」もイラっとする。通信ではなく直接の対戦であったならば、感情を制御するのに必死になるであろう。
だが、そんなイラつく行為ながらも、その音は、不思議と耳障りは悪くない。自分が下手くそなのを棚に上げて思わず舌打ちしてしまいたくなるような状況ながらも何故だが心は落ち着くというか、むしろテンションが上がりつつある我が感情に首を傾げていた次第だが、先日、その疑問がついに解決したのであった。
以前、当コラムでちっとも勝てないということを書いた。その戦いでは6号機の新台やジャグラーなど溺愛するハナハナ以外のマシンを打ち散らかしていたのだが、先日、満を持して特定日にハナハナをチョイス。久しぶりの対面に喜びを噛み締めつつ1G、2Gと消化すると、聞き覚えのある音が聞こえた。
左リール、中リール、右リール。テンポよくストップボタンを押すと、それと共に聞こえる効果音。数か月、ハナハナから遠ざかっていたから全く気が付かなかったが、件のゲームで煽られた際に発せられる音と、ハナハナのストップ音はとても似ていたのである。
なるほど、道理で煽られながらも耳障りは悪くなかったのかと、ひとりで納得。ようやく快勝したこともあってこの日はゴキゲンで酒を飲みながらゲームを始めると、いつものようにケチョンケチョンにやられて煽られまくりました。
ゲームも人生も、器用に立ち回りたいものです。
(文=濱マモル)