パチスロ「万枚を確信」の衝撃!? 「まさかの展開」で「涙の結末」が…
ただ、これはあくまで台が「通常状態」でのお話です。AT中や確変中の台であれば、基本的にはどんなに遅れても戻ってきます。この場合は休憩時間が過ぎても1時間はお客様が戻ってくるのを待つようにしておりました。
実際に私がホールにいた頃は、連チャン中に休憩に入ったほぼすべてのお客様が戻ってくる結果となっていたのですが…。
今回は「万枚さえも射程に収めていた爆発台」を遊技されていたお客様のエピソードをご紹介いたします。
さかのぼること数年前、当時はパチスロ『政宗2』が新台としてホールを賑わせておりました。秀吉決戦という強力な上乗せゾーンを搭載している本機は、初代を彷彿とさせる一撃性で人気が高く、高稼働を記録していたのでした。
5000枚や10000枚クラスの大量出玉が毎日のように炸裂し、私も「休みの日に全ツッパしよう!」と勝負師としての感情が高まっていたのを今でも覚えております。
そんな『政宗2』を打っていたお客様からある日呼び出されました。その方は朝からARTを伸ばして5000枚以上の出玉を獲得していたので、私が羨望の眼差しを向けていたお客様。対応に向かうやいなや「急いで休憩にして!」と慌てた様子で言ってきたのです。
素早い手つきで休憩の処理した後、お客様は走って店を後にしました。「大事な用事でもあるのかな」と思いながら、ふとお客様の台を見てみると…。
驚く事に「超大量のゲーム数」のARTが残っているではありませんか。
「一体どんな事が起きればこんなに乗るのか」「万枚が確定的じゃないか」と他人の台ながら興奮を隠せませんでした。この時ばかりは店員としての立場を忘れて「早く打ちたい!」と思わず目を輝かせてしまったのですが…。
ふと我に返った私は、対応を終えてホール業務に戻ったのですが『政宗2』を打っていたお客様は休憩時間を過ぎても戻ってきませんでした。私は「時間が掛かる用事でもやっているのかな。まあ戻ってくるだろう」と大して気にしていなかったのです。