パチスロ「万枚を確信」の衝撃!? 「まさかの展開」で「涙の結末」が…
しかし、休憩時間を1時間過ぎてもお客様が戻ってくることはなく、出玉を回収して台の電源を落とす事となったのです。
遊技台には5000枚を超える出玉と大量のゲーム数を残したART。ひとまず回収しましたが「流石に戻ってくるだろう」と思っておりました。万枚へのレールが敷かれた台を残して帰ってこないなど、普通に考えたらあり得ないことです。私なら全てを投げ捨ててでも消化するでしょう。
ただ、いつまで経ってもお客様は戻りません。2時間、3時間と時が流れるにつれて、「このまま戻らないのかな」「何かあったのかも」とスタッフがざわめき始める事となったのです。
閉店時間まであと2時間。すでに残されたARTを取り切る事は不可能で「何か予期せぬアクシデントがあったのかもしれない」と心配になっておりました。「せめて出玉だけは交換に来てほしい」と願いながらホール業務をこなしていたのですが…。
結局このお客様が戻ってくることはなく、閉店時間を迎える事となったのでした。
どうしても戻って来られない理由があったのか。その真相は本人以外に知る由はございませんが、どれだけ悔やんだとしても「万枚が確定的」という状況も5000枚を超える出玉も戻って来る事はありません。
私が当事者だとしたら。そう考えるだけで気分は落ち込みますが、絶望と後悔の念で押しつぶされる事は間違いないでしょう。おそらく3カ月は立ち直れません。
ご存じかと思いますが、原則として出玉の交換は当日限りとなっております。同じような悲しみを生まないためにも、時間に余裕を持って遊技を楽しんでいただければ幸いです。
(文=ミリオン銀次)