パチスロ「全台モーニング」の特別な日を思い出す「特別回」!?【濱マモルの のほほんコラムVol.66~クランキーコンドルと車~】
ようやく、我が家に新たな車が導入された。
8月中旬に突如として壊れ、翌月に車検が控えていたこともあって、10年乗り続けた車からの乗り換えを決意。8月下旬に購入したものの、なんだかんだで納車が遅れてここまで至った。
無論、以前の車に愛着はあった。嫁さんはバイクの中型免許を取得していながらも車の免許はオートマ限定とのことで、当時、マニュアル車に乗っていたアタシは、息子が生まれるちょっと前にオートマのハッチバックタイプを購入。家族との思い出がたくさん詰まっているのである。
それ以前に乗っていたマニュアル車は、13年ほどの付き合いだった。免許を取りたての頃は叔父から譲り受けた6代目サニーを足としており、そのカクカクしたビジュアルも嫌いではなかったのだが、どうにもマニュアル車を操りたくて新たに購入。その大きな手助けをしてくれたのが『クランキーコンドル』であった。
当コラムをご覧くださっているほとんどの方々はご存じであろうが、一応説明すると、クランキーコンドルとはユニバーサル販売(当時)が製造したボーナスタイプの4号機。同社としては初めてテーブル方式を採用した大量リーチ目マシンで、上段青7テンパイを代表とする2確目、中段「リプレイ・リプレイ・スイカ」などの美しい出目演出を楽しめた。
それ以上に打ち手を熱狂させたのが、技術介入要素の高さ。通常時の小役目押し、ビッグ中のリプレイハズシを駆使すれば設定1でも機械割は「105%」を超えるともいわれ、ボーナス出現率の高さも相まって安定した収支が見込めた。
名誉のためにいっておくが、当時はまぁまぁの目押し技術であった。コンドルのリプレイハズシもほぼ完ぺきであり、学生というクソ暇な身分だったアタシは金のなる木を見付けたとばかりに連日、ホールへ出撃。夜は散財したにもかかわらず懐は暖まるばかりで、気が付けば車の購入資金まで貯まっていたというわけだ。
あれから25年、今はハナハナシリーズが立ち回りのメインである。これも名誉のためにいっておくと、車が買えるほどではないながらも年間収支はプラスであるが、基本的に過去、裏モノをはじめとする爆裂機が大好物だったからか、どうにも世間的にはお気楽スロッターなイメージで定着しているフシがある。
まぁそれは否定しないし、だからこそ当コラムなどで適当なことを書いてもお叱りを受けることはなく伸び伸びしていられるわけだが、そんな中、コンドル時代のことについて触れたのは、当コラムが今回で66回目だから。
6の付く日は足繁く通う店のコンドルが「全台モーニングだったなぁ」と思い出したからです。
(文=濱マモル)