パチスロ動画収録で感じた「違和感」!? 苦戦した“理由”は予想せぬ…【濱マモルの のほほんコラムVol.96~老化とトークスキルの関連性~】

 のんびりと朝食を取りながらテレビを見ていると、情報番組で「なぜ、校長先生の話は長いのか」ということについて話し合っていた。

 小学校6年間は、毎週月曜日が朝会であった。そこで校長先生は毎度、話をされていたが、確かに、とにかく長かった記憶しかない。心地よい天候ならば耐えられたものの、暑い日などは気分を悪くして倒れてしまう生徒も少なくなく、月曜日が雨だと心の中で喜んだものであった。

 中学校・高校と進むにつれ、そういった会は徐々にボイコット。そんな校長先生の話の長さなどすっかり記憶から抹消されていたが、息子が幼稚園に入園すると、親として行事に参加した際、再び、あの挨拶を聞くことになる。

 その園長先生の挨拶もやたら長かったわけで、それを嫁さんと家で話題にしたところ、しっかりと息子にインプットされてしまったのか、運動会の閉会式で園長先生が壇上へ上がった刹那、息子が「園長先生は話が長いから、早くしてください」と叫んで保護者や先生たちを笑わせてしまったこともあった。

 番組で取り上げられるくらいなのだから、おそらくどこの校長先生も話が長いのであろう。番組内ではその理由について議論しており、ひとつの仮説として「立場が上のものとして、みんなに何かを教えようとする意識が働くのでは?」という内容のものがあった。

 今風に言えば「マウントを取る」ということなのか。知識豊富なエリートは、その知識をひけらかそうとする傾向にあるし、「なるほど」と勝手に合点がいったのだが、続いて専門家が医学的に説明。それを聞くと何のことはない、「脳の老化によって話の整理がつかない」というのが最大の理由だそうだ。

 人間は必ず年を取る。一定の年齢を超えると様々な箇所が劣化するわけで、かくいうアタシも毛根が頼りなくなり、酒が弱くなり、何もないところでつまずくようにもなった。老眼はまだセーフだ。

 悲しいかな、脳の老化も実感しており、時には一昨日の晩御飯さえ忘れてしまうほど。何の気なしにどこかに置いたスマホや眼鏡を探し回ることなど日常茶飯事なのだが、さすがに会話に関してはまだ問題ないと思い込んでいる。

 ただ先日、久しぶりに動画収録に参加した際、パチスロを打ちながら頭の中で考えたことがスラスラと口に出せずに苦戦する自分がいた。1年以上ぶりの動画収録だし、ガラにもなく少々緊張したのかと感じたが、冒頭のテレビで納得。ただでさえないトークスキルが、脳の老化によってさらにレベルダウンしただけのことでありました。

 パチスロを打ちながら流暢に話し続けられるベテランライター・演者さんってホント、すごいですよね。

(文=濱マモル)

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