パチマックス > パチスロニュース > 「5号機」を今こそ想う  > 2ページ目
NEW

パチスロ「5号機」の熱狂を今こそ想う……!! 「バジリスクシリーズ」などにも搭載された画期的なシステムの「原点」を追う

【この記事のキーワード】, ,

パチスロブームの火付け役?AT機完成に多大なる影響を与えた画期的システムとは?

 高純増・高スピードは多くのユーザーの心を掴んだが、射幸性の高さが問題視され規制の対象となってしまったAT機。『アナザーゴッドハーデス』や『北斗の拳 転生の章』など例を挙げたらキリがない。ブームの中心にいたのはAT機で間違いないだろう。

 そんな「AT機」完成の”きっかけ”となった機種がある。それはエレコが開発した『エージェントクライシス』だ。この機種は、ART機の中でも5号機最高峰の純増「約3.0枚/G」を実現し、圧倒的な出玉スピードが特徴的な台だ。

 ボーナス(MB)が1種類のみ。このボーナスがART突入のカギを握るボーナスだ。しかし、この機種が他機種と大きく異なるのが「常にボーナスが成立していること」「ボーナスの純増が0枚」であることだ。また、ボーナス告知がない時には絶対に揃えてはならず、揃えてしまうとペナルティが生じてしまう。常に目押しを要するという、初心者にとってはとてもハードルが高い機種であった。

 本来であればART機では実現出来ない純増「約3.0枚/G」という高純増。果たしてどう実現したのか?

 その答えは、「ボーナス(MB)」が握っている。純増0枚”という「メダルを増やす」というこれまでの概念を覆すことに成功。保通協での試験では、ボーナスは即時に揃える。なので、この機種では常に「純増0枚 ボーナス」→「通常時」→「純増0枚 ボーナス」という不毛なボーナスが延々と消化させることによって試験を突破しているのだ。

 では、これをAT機実現に向けてどう活かしたのだろうか?

 それは『エージェントクライシス』のような不毛なボーナスをプレイヤーに消化させない、つまりボーナスを”潜伏”させたシステムを取り入れたことだ。このシステムが現在ある「AT機」の誕生である。このシステムを初めて取り入れたのは『ねぇ~ねぇ~島娘』であり、この機種が登場すると、様々なメーカーがこの仕組みを取り入れ、今もなお、高稼働を見せる『バジリスク絆』にも搭載されている。このシステムは間違いなく「5号機」の支えた画期的なシステムと言えるだろう。

 今では当たり前になっているシステムにも”原点”があり、様々な経緯を経て誕生している。
このような画期的なシステムが、5号機を支え数多くのユーザーを魅了してきた。「5号機」が終わる今だからこそ、数々の名機とともに振り返ってみてはいかがだろうか。
(文=編集部)

パチスロ「5号機」の熱狂を今こそ想う……!! 「バジリスクシリーズ」などにも搭載された画期的なシステムの「原点」を追うのページです。パチマックスは、パチスロ、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。パチンコ・パチスロの本質に切り込むならパチマックスへ!

Ranking

11:30更新
  • パチスロ
  • 総合