パチスロ「爆裂AT機」復活も消えぬ「不安」……「出玉規制」施行後に求められる対策とは
新規則施行後のパチンコ業界に「求められるもの」は何なのだろうか。
その内容に大きく関わる「新基準機を見据えた今後のホール営業」を取り上げた「北電子・グローリー共催セミナー NEXT INNOVATION FORUM 2018」が話題だ。
本セミナーでは、北電子・グローリーナスカ両社が展開する「顧客目線を主体とした遊動分析」を解説。遊技台目線に遊技客目線を追加した検証モデルを解説した。
さらに専門家による講演も実施。当日はパチンコジャーナリストのPOKKA吉田氏、エンビズ総研の藤田宏氏、ピーアールシーのチャーリー湯谷氏など、さまざまな立場の人間が参加している。
今後のパチンコ・パチスロ機、みなし機問題、中古機市場動向など注目される内容に関する提案が行われた。
その中で興味深いのは、やはり「パチスロ6号機の自主規制緩和」に対する考えだ。
ピーアールシーのチャーリー湯谷氏は、需要が高い「短時間勝負の提供」が可能になったことで「ユーザーを引きつけることができる」とメリットを主張。この新規則施行を機に「新規客・スリープ層の取り込みを積極的に展開していくべき」と呼びかけているが……。
「確かに旧基準5号機の『純増枚数3枚まで』の上限が撤廃されましたからね。出玉スピードは早くなりますから、短時間遊技の提供が可能になると言えるのかもしれません。
しかし、『短時間で出せるようになっただけ』という印象はありますよね。間違いなく初当たりまでのハードルは高くなりますから、遊技時間は長くなるとも考えられます。初当たりが辛くなる点が敬遠されてしまう可能性も……」(パチスロライター)