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パチスロ低設定で「カンスト万枚」を達成…! 5号機屈指の爆裂名機を回顧

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「低設定でも万枚達成」

 6号機時代に入ってから久しく聞いていない言葉だ。最近こそは『パチスロ鉄拳4デビルVer.』や『チバリヨ30』などが全国のホールで猛威を振るっており、ネット上では定期的に「万枚報告」があがっているものの、6号機全体でみれば稀有な話だろう。

 この言葉は別名「誤爆」とも呼ばれているが、振り返れば、5号機時代は耳にタコができるほど聞いたし、ホールでは親の顔より見た光景である。

 5号機初期のマシンは設定への依存度が高く、低設定には夢も希望もないマシンが多かったが、2010年リリースの名機『BLOOD+』『新鬼武者』などを皮切りに、低設定でも誤爆が起きやすいマシンが急増した。

 翌11年には、大都技研のヒットシリーズ『秘宝伝-封じられた女神-』『押忍!番長2』、山佐の『モンキーターン』『サイバードラゴン2』、5号機初のシリーズ機『ミリオンゴッド-神々の系譜-』が登場し、いずれも設定不問の出玉性能でホールを大いに盛り上げたのである。

 特に押し順の正解数が出玉のカギを握る『創聖のアクエリオン』『政宗』は、その日のエスパーレベル(押し順を読み取る能力)がMAXであれば“一撃万枚”も可能であり、筆者のマイホールでは二日連続で万枚を達成していた台も。しかも同一人物がそれを成し遂げていたのだから驚きだ。おそらくユリ・ゲラーでもこの偉業を達成することはできないだろう。

 さて、そんな“誤爆マシン”がメインとなりつつあった2010年以降、筆者は設定狙いをしつつ、誤爆を期待してレバーを叩き続けていたが、そうした中でとんでもないマシンと出会ってしまった。5号機から新規参入したスパイキーのヒットシリーズ『初代ブラックラグーン』である。

 2012年2月に導入された本機は、3種類のボーナスとART「LAGOON RUSH」が出玉増加の軸。通常時の直撃とCZ「BULLET BATTLE」でART抽選が行われるが、特に後者はどのキャラクターが選択されるかがかなり重要だ。

「ロベルタ・銀次・ヘンゼル&グレーテル・シェンホア」のいずかが選ばれるCZは、原作で最強キャラクターのひとりであるロベルタがもっと期待が低く、シェンホアであればART当選にかなり期待が持てる。

 だが、選択割合はロベルタが多く、その強さは原作さながら。ボーナス当選であればその時点でART確定となるものの、その他の抽選契機である「3択順ベルの入賞」や「レア役」などではまったく歯が立たない。稀に簡単に勝つこともあるが、突入時の多くが「すべての不義に鉄槌を」という名セリフとともに、ノックアウト負けである。

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