【パチスロ実戦】A＋AT最前線に満足も…〇〇の面白さには物足りなさが!?

　名機と名高い5号機『パチスロ ゼーガペイン』。「ゼーガシステム」と銘打たれたATの仕様は多くのユーザーを魅了した。

　5月23日、その後継機となる『パチスロ ゼーガペイン2』がリリース開始。今作は現在のトレンドとなりつつある「A＋AT機」となっている。

これがA＋AT最前線!!

　正直、筆者は本機にあまり期待をしていなかった。

　と、いうのも前作はATの潜伏でドキドキ感を味わえる「ゼーガシステム」に魅力を感じていたため、「A＋AT」の仕様と聞いた時は残念に思ってしまったのだ。

　てっきり同マシンは他社であるが『アラジンAクラシック』のようなATの数珠連で出玉を得る設計になると思っていたのである。しかし、兎にも角にも打って見なければ評価もできない。早速、導入当日に実戦を試みることにした。

　着席出来たのは夕方18時。履歴を見るとプラスになったりマイナスになったりともどかしいスランプグラフを描いていた。恐らくは高設定ではないのだろう。

　覚悟を決めて打ち出していくと、早速洗礼を受けることとなる。ボーナスはコンスタントに引けるものの、肝心のATに当選しない。

　CZは前作と同様でランクアップするほど報酬がアップしていく仕様。ATの期待度は約40%と聞いていたが、3スルー、4スルーとする内に段々と理不尽さを感じ、5スルーした時には半泣きになっていた。

　実戦開始から約1300G。ボーナスから突入した6回目のCZで待ちに待った瞬間が訪れた。CZ中にチャンス目からボーナスに当選。当然このタイミングでのボーナスはATが約束される。

　ボーナス後もCZは継続したが、これ以上のランクアップはならず。報酬はATのみだが、取り敢えずは安心といったところだ。

　投資は1万9000円。同色ボーナスで約200枚、異色ボーナスで約100枚獲得できるので大火傷にはなっていないが、しっかりとした出玉を取りたい局面である。

　ATは100Gを持ってスタート。期待を持って回していくが、上乗せはポイントから突入した特化ゾーン「バニッシュメントモード」で獲得した35Gのみでジリ貧となってしまうのだが…。

　事故が起きた。

終了間際、残り0Gでギリギリ突入した特化ゾーン中にボーナスに当選。特化ゾーンが「バニッシュメントモードEX」に昇格したのだ。

　バニッシュメントモードはベルを引けば上乗せ濃厚で、これはボーナス中も有効。つまり、毎ゲームのように上乗せが発生する。例えるならば「まどかマギカシリーズ」の「裏ボーナス」のような仕様だ。

　この特化ゾーンで225Gという大量上乗せに成功。半ば絶望していただけに、脳から快楽物質が流れ出るのが分かった。生きている実感が湧いてくる。反撃の狼煙があがった。

　コンスタントに特化ゾーンが訪れるため、大きいゲーム数を持つとレア役での直上乗せも絡み、ロングATとなりやすい印象だ。気づけば1時間以上もの間ATに滞在していた。

　ATの純増は1.2枚とのことだが、ボーナスを引けば出玉は加速する。体感では純増2.0枚ほどだろうか。最終的には1718枚の獲得に成功。逆転である。

　気付けば通常時に感じた理不尽さは、すっかり帳消しになってしまっていた。出玉感のあるボーナスと明確な叩きどころは「パチスロを打っている」と強く実感。ゼーガシステムがなくともしっかりと「ゼーガペイン」であった。

　ただし、出目の面白さは物足りない印象。レア役がリプレイなので目押しに緊張感がなくリーチ目もやや単調で、出目を重視するプレイヤーは不満が残るかもしれない。

　人を選ぶ台かもしれないが、刺さる人には間違いなく刺さる台といえるだろう。

（文=大松）
<著者プロフィール>
　4号機『大花火』でホールデビューし、『パチスロ北斗の拳』でドハマリ。6号機は『パチスロ モンスターハンター:ワールド™』がお気に入り。G&Eビジネススクール卒業後、プログラマーや事務職を経験。現在はライティング業務に従事する傍ら「パチスロガチ勢」として活動中。パチMAXでは主にハイエナ実戦記事や動画レビュー記事を担当。常に攻略情報に注目しており、「6号機でも勝てる」を心情に有益な情報を紹介中。

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