パチンコ店「斧で大暴れ」も霞む平成の極悪”事件簿”。「ハンマー」「放火」身の毛もよだつ”大惨事”を振り返る
暴力団関係者があの会長宅を襲撃
2015年、業界最大手メーカーの『セガサミーHD』創業者で会長を務める里見治氏の自宅が銃撃されるという事件が発生しました。
撃ち込まれた玉数は1発、住宅の一部分が破損しただけで幸い住人に被害はなかったようですが、逮捕されたのは暴力団関係者でした。
その後は、2016年、銃刀法違反などの罪に問われた元暴力団組員に対し、東京地裁は事件の主犯格に懲役11年6月(求刑懲役15年)の判決を言い渡しました。裁判長が判決理由として「近隣住民に与えた恐怖や不安は大きい」と述べたように、業界だけではなく世間も揺るがした大事件といえるでしょう。
自身のパチンコホールを保険詐欺に利用?
先月8日、大阪府摂津市の某パチンコホールにて放火事件が発生。逮捕されたのは、なんと「実質的オーナー」と「ホール関係者」だったのです。
ただ、逮捕した大阪府警捜査1課によれば、容疑者二人の供述は真っ向から対立している模様。「オーナーに頼まれて放火した」という趣旨の供述をするホール関係者に対し、オーナーは「相談したり放火したりしていない」と容疑を否認しているようです。
店側は火災後、保険金数億円を保険会社に請求。保険金目的で放火したと見られています。幸いにもホールは営業時間外でお客さんはいなかったとのことですが、放火という行為は周囲を巻き込む可能性の高い卑劣な行為です。今回の事件問わず、今後絶対にあってはなりません。
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平成の「パチンコ事件簿」はいかがでしたでしょうか。新元号「令和」では、このような事件が起きないことを祈りたいと思います。