パチンコ「圧倒的差玉」を作り出す最強の機能！ 生み出すきっかけとなったのは意外な”アレ”!?
文＝大森 町男
パチンコには従来大きく分けて1種、2種、3種という3つの区分があった。1種は液晶で図柄が揃えば大当りといういわゆるデジパチを指す。2種は役物内部のV入賞口に玉が入れば当りとなる通称羽根物。そして3種は権利物と呼ばれる、まとまった出玉を獲得できるタイプ。大当りによってアタッカーや電チューが開放する権利を獲得できるシステムとなっている。
この垣根を壊すことで、アタッカーを2個付けられる、V入賞によって大当りを発動できる、といったV-STが生まれる下地ができあがったことになる。
この仕組みをいち早く実用化させたのが変態メーカー豊丸だ。『CRウィッチブレイド』でアタックラウンドシステムと名付けられたV-STのプロトタイプを搭載。ヘソでのST突入率60％、電チューなら100％でループ率は約82％というスペックでリリースされた。
アタックラウンドが初代『牙狼』の幻影を追って生まれたものだとすれば、どちらにせよ魅惑のスペックとゲーム性を創出させた「パチンコの種別撤廃」はイノベーションを巻き起こす一大改革といえそうだ。
（文＝大森 町男）