パチンコに実在した「天井」機能搭載マシン……ファンを唸らせる開発者の〇〇性がヤバい!!
最近、主にネット上でパチンコに関するある噂が囁かれ、ファンが騒然とすることがあった。いわく「天井時短」なる機能による「パチンコに天井が付く」といった主旨である。Twitter上で、開発系のパチンコ業界関係者らしい人物がこの「天井時短」について発言したことがきっかけとも言われているが、その詳細は定かではなかった。
ところが、このツイートが独り歩きし、「特定の回転数に達すると次回大当りまで電サポ機能、いわゆる時短が発動する」といった言説に申し訳程度の“らしい”という婉曲表現をそえて、まことしやかに界隈を駆け巡ったのである。
結局は、業界団体のある会合でこの噂に触れ、一般的に想像するような天井機能ではないという事の真偽が明確になった。それでも時短に関する規制緩和は本当で、大当りを経由せずに時短を発動できるなどの要望を行政に提出しているようだ。
さて、「パチンコ天井」の夢は儚く消えてしまったが、かつて実際に「天井機能」を有した機種があったのである。パチンコ歴が30年を超えるような古参のファンであれば『春夏秋冬』と答えるだろう。
CR機の登場などパチンコが沸騰していた時代にリリースされた『春夏秋冬』は、通常モード、天国モード、地獄モードという3つのモードを搭載していた。今のファンからすると信じられないだろうが、これは別に演出モードの名称ではなく、通常モードは1/210、天国モードなら1/10、地獄モードで1/420と大当り確率が変化するリアルな「モード」なのである。
そのモードのひとつ地獄モード滞在時にリーチが40回外れると天国モードに移行する救済措置が存在した。これが天井機能として認知されていたのである。従って、パチスロのように到達すれば必ず大当りする類の機能ではないが、1/10の大当り確率ならすぐにでも大当りは引けるだろう。実質的な大当り確約システムとなっていた。
と、そんな昔話をされたってと興醒めしてしまう読者もいるかもしれないが、実は最近でも天井機能が搭載されたマシンが実在したのである。まあ最近といっても約10年前になってしまうのだが、豊丸から発売された『CR天上のランプマスター』(以下ランマス)がそれである。
10年前ともなれば、良い意味でいい加減だった頃とは違い、モードのようなチートな機能はもちろん使えない。それでも本物の天井機能を実現してしまうあたりが豊丸に対しての最高の褒め言葉「変態」と言われる由縁でもある。
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