パチンコ「甘い仕様」でホールにそびえた名作! 伝統的なオーソドックススタイルの思い出!!【羽根物・名機列伝】
その分、時期を追うごとに調整が厳しくなり、なかなか優秀台に巡り合うことが難しくなっていくのであるが、面白いのでついつい打ってしまう。
そんな台であった。特に、「パイルダールート」と呼ばれる大当りパターンの爽快感といったら極上で、ロボット役物の頭部から入賞した玉が一気に体内を下降して足元から勢いよく排出され、一直線にVに吸い込まれる様を体験すると病みつきになるのである。
この玉が開いた操縦席に飛び込んでいった時に心の中で絶叫するのである。そう、「パイルダーオン!」と。
また、このあたりの期間には液晶による直撃大当りや時短付きなど、羽根物も変化の時代を迎えていたが、本機は伝統的なオーソドックススタイルの羽根物であったこともポジティブな印象を残した要因といえよう。
今は亡き奥村の名機。私の心にしっかりとパイルダーオンである。
(文=大森町男)