パチンコ界の「王者」を特集!「激アツ予告」で爆発的ヒットを打ち立てる!!【パチンコ名作シリーズ・初代を追え】
いまやパチンコに欠かせない「シリーズ機」。出玉性能や演出など、ファンに絶大な支持を得たからこそ続編にたどり着く、いわば人気機種のバロメーターである。
なかには10年以上もシリーズ機が継続してリリースされるようなことも珍しくない。まさに、名機ゆえのシリーズ機といった構図も成り立とう。
そんなパチンコに数多あるシリーズ機でも、特に「初代」をピックアップし、そのスペックやゲーム性とともに成し遂げた偉業を紹介するパチンコ歴史ロマンが本企画である。記念すべき第一回は言わずと知れたパチンコの代表格『CR海物語』だ。
海物語といえば「3」や「3R」を思い浮かべるファンが大多数なはず。
これまで2回ループマシンなど、著しく射幸性を煽る機械を投入してきたことで1996年から適応された、確変機能を「5回まで」に制限された、いわゆる5回リミッター機から解放された1999年の内規改正において華々しく登場したのが『CR海物語3/3R』である。「3R」は近年甘デジでリメイクされているので、その存在を知っている若いファンも多いはず。
大当り確率が1/315.5、確変突入率50%で1回の大当り出玉が約2250個。今見ると平凡すぎるようなスペックだが、当時はリミットが外れただけでも万々歳だ。厳密には100回までのリミットが搭載されていたが、実質的にはノーリミットとなる。
また、全体的にはシンプルな演出ながら、ひとたび出現すれば信頼度が大幅にアップする一発告知系の予告「魚群」が話題となり、人気の後押しに拍車をかけた。
『CR海物語3/3R』は爆発的なヒットを記録し、特に後者は販売台数50万台とも言われる歴史に名を刻む驚異的な数字を叩き出したのである。ちなみに、一番売れたのは『CR新海物語』でシリーズ総販売台数が160万台らしい。
こういった背景によって「初代」海物語といえばこの『CR海物語3/3R』を思い浮かべてしまうのだが、先ほど紹介した5回リミッター時代に海物語は登場している。
それが『CR海物語S5』で、大当り確率が1/321.5と若干低くなっている。確変突入率は同じ1/2。もちろん、演出などもなんら変わらない。