パチンコ “速さ”を捨てたキラータイトル……「一撃万発」をコンスタントに発揮する出玉力が魅力!!【激アツ新台実戦JUDGEMENT】
ちなみに、電サポが100回転を超えた場合、消化中に電サポが作動しなくなると大当りor転落濃厚なので玉の打ち出しを止めて演出の行方を見守ろう。
そして、スピードと同様に右打ち中の仕様について批判が集中しているのが、保留の入賞順消化。つまり、右打ち中でのヘソ保留が残っている場合はそちらが先に消化されることになり、その変動で「通常落ち」する可能性があるのだ。めったにないこととはいえ、ユーザーからすれば不親切な仕様であろう。
ただ、ツボにはまった時の転落式の破壊力はさすがで、約1/520の転落確率や70%の10R比率など、圧倒的な天激Vibの振動と脳髄を直撃する大当り告知音がもたらす高揚感と相まって、「慶次」ならではのすさまじい爆裂を体感できるのである。
『慶次漆黒』の支持のされ方、慶次ファンが求めているのはスピードでも継続率でもなく「出玉感」と捉えたのだろうか、P機が求める「速さ」を捨て、出玉能力に照準をあてたこの『P花の慶次 蓮』。もしかすると、前作と同じようにじわじわ火がつく大器晩成型かもしれない。
(文=大森町男)